Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸イニエスタとの縁で起業。ボージャンが現役引退意識「将来に不安が…」

ボージャン・クルキッチ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸を昨季限りで退団した元スペイン代表FWボージャン・クルキッチが、バルセロナで起業家として始動。現地メディアのインタビューを通じて、現役引退の可能性に言及した。

 同選手はバルセロナやローマ、ミランなど複数クラブをへて、2021年8月にヴィッセル神戸へ加入。ただヴィッセル神戸在籍時もコンディション不良に悩まされ、2022シーズンはJ1リーグで14試合の出場にとどまっていた。

 ヴィッセル神戸退団から3カ月以上にわたり無所属状態であるボージャンだが、今月はじめにグラベルバイクの事業に参画。イニエスタの代理人会社『NSNグループ』が開発を手掛けるプロジェクトだ。

 同選手はスペインEFE通信のインタビューにて、プロジェクト参画の理由を問われると「起業家として活動を始めた理由のひとつに、将来への不安があるんだ。サッカーのような世界ではいつ終わりを迎えるか分からないし、そのための準備をしなければならない」とコメント。

 「僕は野心に満ちあふれている。僕を刺激してくれるあらゆるプロジェクトに対してオープンなんだよ」と、サッカー以外の世界にも興味を抱いていることを明かしている。

 またヴィッセル神戸でイニエスタと再会できたことについては、「ヴィッセル神戸でのプレーをへて、アンドレス・イニエスタのことをより深く知ることができたね。彼の感性によって、僕たちは結びついているんだ。彼のことをとても気に入っているよ」と語っている。

 なおEFE通信は、「イニエスタはシューズブランドの立ち上げをはじめ、様々な事業を展開している。他のアスリートにとってビジネスのヒントになる存在だ」と、イニエスタの起業家としての一面についても綴っている。