J3リーグも3月4日に開幕を迎え、全国各地で盛り上がりを見せる明治安田生命Jリーグ。
J1リーグでは3月3〜4日にかけて第3節が行われ、昨2022シーズンは下位に低迷したJ屈指のスター軍団、ヴィッセル神戸が開幕3連勝を飾った。その他の会場でも、京都サンガが2023シーズン初勝利を挙げるなど、リーグ全体が一層盛り上がる第3節の結果となっている。
ここでは、J1第3節で活躍した選手たちを、ベストイレブン形式で紹介していく。
GK:朴一圭(サガン鳥栖)
今季初勝利を、無失点で連勝していた名古屋グランパスから挙げたサガン鳥栖(1-0)。両GKの高い集中力とセービング技術が随所に見られた第3節だったが、最後に笑ったのは鳥栖の守護神GK朴一圭だった。FWキャスパー・ユンカーをはじめ強力な攻撃陣から、強烈なシュートを浴びるシーンもあったこの試合。朴は高い集中力でこれを弾き返し続け、失点を0に抑えた。開幕戦はまさかの5失点を喫した鳥栖なだけに、好調名古屋から奪った勝ち点3と失点0の実績がチームに与える影響は大きいものとなるだろう。
DF:大南拓磨(川崎フロンターレ)
前節(第2節)で鹿島アントラーズを相手に今季初勝利を挙げた川崎フロンターレ(2-1)。今節は、昨2022シーズンリーグ戦で勝てなかった湘南ベルマーレを相手に1-1のドローとなった。連勝で波に乗りたいところだったが、それでも苦手としていた湘南相手に貴重な勝ち点を挙げたことは大きい。特に、DF大南拓磨の存在は勝ち点1を生み出す原動力となったと言えよう。湘南の攻勢の中でも、高さとスピードの両方を生かし決定機を阻止。鋭い出足でパスカットも見せるなど、終始存在感を見せた。
DF:ドウグラス・グローリ(アビスパ福岡)
前節(第2節)は終了間際の得点で今季初勝利を挙げたアビスパ福岡(対セレッソ大阪2-1)。今節は柏レイソルを相手に今季初の無失点(1-0)で勝利を挙げ、2連勝を果たしている。その堅守に大きく貢献したのがDFドウグラス・グローリだ。高さとパワーを武器に安定感は抜群。ゲーム序盤には決定機を阻止するシュートブロックを見せるなど、終始身体を張ったプレーで守備陣を支えた。
DF:酒井高徳(ヴィッセル神戸)
開幕から3連勝と波に乗るヴィッセル神戸。今節はガンバ大阪を相手に4-0で快勝を果たした。その中で存在感を発揮したのが、右サイドバックに入ったDF酒井高徳だ。積極的にゴール前まで侵入する姿を見せたこの試合。勝利を引き寄せる2点目と勝利を決定づける4点目を挙げ、大きく勝利に貢献している。特に4ゴール目は、角度の少ない場所からキーパーのニア上を打ち抜きFWも顔負けのシュートセンスも見せつけた。
DF:初瀬亮(ヴィッセル神戸)
ガンバ大阪を相手に4-0と快勝したヴィッセル神戸。右サイドのDF酒井高徳がゴールで貢献する中、左サイドバックに入ったDF初瀬亮も高いキック精度で大きく貢献したと言えよう。ゲーム序盤から中央付近にも顔を出し、チャンスメイク。後半にはコーナーキックからFW武藤嘉紀の頭にピタリと合わせる正確なボールで、チームにとっての3点目を演出した。
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