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鎌田大地のレギュラー奪取?独代表OB「フランクフルト監督の起用法は…」

鎌田大地 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルト所属のカタールW杯日本代表MF鎌田大地は、ボルシア・ドルトムントへの移籍で合意と報じられている。そんな鎌田大地は直近数試合のパフォーマンスが低調だと批判を浴びているほか、同選手のスタメン起用にこだわる必要がないという意見も上がっている。

 鎌田大地は今季、昨年11月のカタールW杯開催前までは公式戦で12ゴール4アシストと結果を残していたが、今年1月のリーグ戦再開以降は1ゴール1アシストと失速。先月25日のRBライプツィヒ戦でも低調なパフォーマンスを露呈すると、現地メディアから「鎌田大地の気持ちはすでにドルトムントか?」と厳しい評価を受けている。

 そんな中、かつてバイエルン・ミュンヘンやドイツ代表で活躍していたローター・マテウスが、フランクフルトの現有戦力を分析。インドメディア『Khel Now』のインタビューにて「フランクフルトは素晴らしい選手を抱え、素晴らしい移籍ビジネスを行っている」と語ると、「安定感があり、攻撃面では一定のペースがある」と今季ここまでの戦いぶりを絶賛している。

 その上でマテウス氏は「オリバー・グラスナー監督はどんな状況でもどの選手を投入すればいいかを常に把握している。例えば、鎌田大地の代わりにセバスティアン・ローデのような、より芸術家的な選手を起用することもある」と、鎌田大地が不振に陥っている際の代替プランを提案している。

 ドルトムント移籍で合意間近と報じられている鎌田大地。英メディア『90min』ドイツ版など複数メディアは今月5日のボルフスブルク戦での鎌田大地スタメン出場を予想しているとはいえ、グラスナー監督が同選手についてどのような決断を下すのか注目が集まる。