柏レイソルサポーターの怒りが収まらない。三協フロンテア柏スタジアムの周辺道路におけるFC東京サポーターの応援行為、およびFC東京所属のカタールW杯日本代表DF長友佑都による煽り行為が、柏レイソル独自の観戦マナー違反に当たるという声が数多く上がっている。
事の発端は、あるSNSユーザーが試合終了後ツイッターに投稿した1本の動画だった。この動画には、明治安田生命J1リーグ第2節・柏レイソル対FC東京の試合後、公道で長友佑都のチャントを熱唱するFC東京サポーターの姿が捉えられている。
またワンボックスカーの後部座席に乗っていた長友佑都も、サポーターのチャントに呼応。右手を使ってサポーターを煽ると、二言三言叫びながらメッセージを送っていたのだ。
この動画に対しては「長友佑都素晴らしいな!」、「このような光景が日本文化になってほしい」と好意的なコメントが多数寄せられている一方、「近所迷惑」、「住宅街に囲まれているというスタジアムの立地条件を考えると、100%好意的に見ることはできない」といった指摘も。一部の柏レイソルサポーターからは「今回の件で騒音問題だとクラブに報告しました」という声も上がっている。
柏レイソルのクラブ公式サイトで公開されている「観戦マナー」では、「スタジアム外や周辺(公道・公園・待機列など)での応援活動」、「近隣および他の観客に迷惑のかかる行為」が「柏レイソル独自禁止事項」にあたると案内されている。
この柏レイソル独自禁止事項を踏まえると、このFC東京サポーターと長友佑都のやり取りは観戦マナーに違反する行為と捉えられる。それだけにツイッター上では「完全にアウトだな」、「観戦マナーを確認してから、スタジアムに来てほしい」、「ルールを無視する行為に納得できない」といった不満が沸き起こっている。
Jリーグ公式戦をはじめスポーツイベントを開催するだけでも、周辺道路や公共交通機関の混雑等という形でスタジアム周辺の住民に少なからず迷惑がかかることは周知の事実である。今回の一件を通じて、ファンには周辺住民に対するより一層の配慮が求められる。
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