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旗手怜央に皮肉「セルティック退団しろ」移籍金最高額での放出予想も物議

旗手怜央 写真:Getty Images

 日本代表MF旗手怜央(25)はスコットランド1部セルティックの中心選手として活躍。セルティックサポーターの間で絶大な人気を誇っているが、一部から同選手の早期セルティック退団やステップアップ移籍を望む声が上がっている。

 旗手怜央は2021年12月、明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍。昨年2月に行われたレンジャーズとのダービーマッチで2ゴール1アシストと、加入直後から結果を残してレギュラーに定着する。そして今季はここまでリーグ戦26試合中22試合の先発出場で5ゴール7アシストをマーク。今月18日のアバディーン戦では2ゴールをあげて、チームを勝利に導いていた。

 そのセルティックは今月26日にスコティッシュリーグカップ決勝・レンジャーズ戦を控えている。またセルティックの専門サイト『セルティックスター』は、決勝戦を展望した際に「このダービーマッチの結果を予測することはできない。だが唯一確実に言えることは、この一戦で何が起ころうとも旗手怜央が活躍するということだ」と、同選手の活躍を予想している。

 そんな中、宿敵レンジャーズのOBであるバリー・ファーガソン氏が現地ラジオ局『Go Radio』の番組内で旗手怜央に言及。「移籍金はたった180万ポンド(約3億円)だけど、クオリティが高いね。それに彼はプロになってからまだ3年しか経っていない。セルティックに最高額(の移籍金)をもたらす選手だ、できればこの夏にね」と、皮肉めいたコメントを残している。

 くわえて「旗手怜央はスコットランドで最も好調な選手のひとりであることは間違いない。ここ数試合はゴールも奪っている。週末(のレンジャーズ戦)は静かに過ごせるといいんだけど…」と、スコティッシュリーグカップ決勝を前に同選手への警戒心を覗かせた。

 セルティックは今季、レンジャーズと2度対戦。昨年9月3日に4-0と快勝した一方、今年1月2日の再戦では2-2と引き分けていた。スコティッシュリーグカップ決勝を含めてダービーマッチ2試合が残っている中、旗手怜央の活躍を巡ってレンジャーズOBが前哨戦を仕掛けている。