アーセナル所属のカタールW杯日本代表DF冨安健洋(24)は、今月15日のマンチェスター・シティ戦でのミスにより、来季以降チーム内で厳しい立場に置かれるかもしれない。現地ではアーセナルが右サイドバックの強化を目的として、インテル所属のオランダ代表DFデンゼル・ダンフリース(26)獲得に向かうとの見方が広まっている。
アーセナルの右サイドバックでは、イングランド代表DFベン・ホワイト(25)がレギュラーを張っていたが直近数試合で不振。マンチェスター・シティ戦では冨安健洋が先発出場したものの、23分にイングランド代表GKアーロン・ラムズデール(24)へのバックパスが中途半端となり、ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(31)に先制ゴールを献上。アーセナルが1-3で敗れると、試合後には現地メディアが冨安健洋に厳しい評価を与えている。
するとインテルの専門サイト『L’Interista』は、「アーセナル、冨安健洋のアップグレード版でダンフリース獲得へ」と見出しをうち、アーセナルがマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーとダンフリース争奪戦を繰り広げているとリポート。
アーセナルの右サイドバック事情について「ベン・ホワイトと冨安健洋がいるが、どちらもより守備的なオプションである。それに冨安健洋のパフォーマンスには疑問符が付く。マンチェスター・シティ戦での彼のミスは、ケビン・デ・ブルイネの先制ゴールを招いた」と綴っている。
そしてダンフリースが敵陣でのタッチ数をはじめ、今季ここまで攻撃面で好成績を残していることを紹介。「違いを生み出す選手としてダンフリースを獲得することにより、アーセナルは重要な役割を担う選手を大幅にアップグレードできる」としている。
ただインテルは同選手と2025年6月まで契約を残しているほか、移籍金として6000万ユーロ(約86億1000万円)を求めているとのこと。昨年12月には冨安健洋を交換要員としたトレード案も報じられていた。
今月18日のアストン・ビラ戦では再びベンチスターチとなった冨安健洋。マンチェスター・シティ戦でのミスがチーム内での評価に大きな影響を与えたとみられるだけに、残り試合での巻き返しが求められる。
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