Jリーグ 川崎フロンターレ

川崎J1制覇の条件は「若手3名の台頭」横浜FMの対抗馬も米大手問題点指摘

橘田健人 写真:Getty Images

 川崎フロンターレは今月17日の明治安田生命J1リーグ開幕戦で、昨季のJ1覇者である横浜F・マリノスと対戦する。今季のJ1優勝予想で横浜F・マリノスに対抗するクラブとして川崎フロンターレが挙がる中、海外メディアが川崎フロンターレ優勝の条件を提示している。

 米メディア『ESPN』はJ1リーグ開幕戦を前に「2023シーズンのJ1リーグで、横浜F・マリノスを倒す可能性が高いのは川崎フロンターレと見て間違いないだろう。直近6シーズンのうち4度優勝していることを踏まえると尚更そうだ」と見解を披露。

 「レアンドロ・ダミアンは2021年に23ゴールを挙げたものの、昨シーズンはわずか5得点にとどまった。彼から十分な力を引き出せなかったことは間違いないが、それでも川崎フロンターレはJ1リーグで最も強力なクラブのひとつだ」と、ブラジル人FWレアンドロ・ダミアン(33)のパフォーマンスに触れている。

 ただ一方で「タイ代表のチャナティップ・ソングラシンにも期待したいところだが、家長昭博をはじめベテラン選手に頼りすぎる危険性がある」と問題点も指摘。

 「川崎フロンターレは田中碧や三笘薫を育てた。彼らは現在ヨーロッパで活躍し、昨年のFIFAワールドカップで日本代表でも大きな役割を果たしている」と育成力を評価した上で「今季新たにキャプテンに就任した橘田健人、佐々木旭、遠野大弥がより大きな責任を担う転換の年になるのかどうか、興味深い」と、J1制覇へのポイントとして若手の台頭を挙げた。

 川崎フロンターレは、長年キャプテンとしてチームを支えていたカタールW杯日本代表DF谷口彰悟(31)が退団。後釜としてDF大南拓磨(25)を獲得している。またサガン鳥栖から復帰のFW宮代大聖(22)にも大きな期待が寄せられている。