MF前田直輝(28)は、明治安田生命J1リーグ・名古屋グランパスからFCユトレヒトへ期限付き移籍中。今月7日にはAZアルクマール所属DF菅原由勢(22)との日本人対決で決勝ゴールをあげるなど、結果を残した。そんな前田直輝の去就について、ユトレヒト幹部が語った。
前田直輝は昨年1月にFCユトレヒトへ期限付き移籍も、デビュー戦でスライディングタックルを受けて左下腿を骨折。期限付き移籍期間は昨年6月までとなっていたが、懸命のリハビリもあり昨年8月に1年間に期限付き移籍期間延長が決定。昨年10月に実戦復帰しているが、今季ここまでオランダ1部リーグで2試合の先発出場にとどまっている。
そんな前田直輝とユトレヒトの契約には、買い取りオプションが盛り込まれている。ただユトレヒトのジョルディ・ザイダムTD(テクニカルディレクター)はオランダ紙『アルヘメン・ダフブラット』のインタビューにて「前田直輝のような選手については、これからの成績次第となる」と、来季以降の去就が白紙であることを強調。
「ユトレヒトのようなクラブは巨額の移籍金を支払う余裕がないため、クリエイティブでなければならない」と厳しい財政事情を明かした。
なおユトレヒトはリーグ戦21試合を終えて9勝6分6敗。来季欧州カップ出場圏内の3位アヤックスから10ポイント差の7位につけている。前田直輝はベンチ要員と厳しい立場に置かれているだけに、今月7日のカップ戦における移籍後初ゴールをきっかけに調子を上げたいところだ。
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