1位:町田ゼルビア
主なIN選手
- DFカルロス・グティエレス
- DFチャン・ミンギュ
- MF下田北斗
- FWミッチェル・デューク
- FWエリキ
今冬補強という点で実りの多いオフシーズンを過ごしたのは、町田ゼルビアと言えるだろう。昨2022シーズンは15位と低迷したこともあってか、シーズン終了直後から積極的に移籍に関わる姿勢を見せていた。
GKは前年ポジション争いを繰り広げていたGK福井光輝、GKポープ・ウィリアムに加え、ベガルタ仙台からGKストイシッチを獲得。チーム内での争いにも新たな刺激が加わることが予想され、チーム力の底上げにも期待ができる。
DFラインは主力の多くが残留したことに加え、DFカルロス・グティエレス、DFチャン・ミンギュの2選手の獲得が大きい。セットプレーでのターゲットとしても期待十分の即戦力を補強できたことで、守備面のみならず攻撃面でも向上が見込める。
中盤はMF佐野海舟とMF平戸太貴が揃ってJ1クラブへ個人昇格。主力流出は残念だが、獲得した選手はいずれも楽しみな選手が多い。特に、MF下田北斗の獲得はその豊富な運動量とキック精度の高さから攻守両面で大きな貢献が期待できる。また、同じく新加入のMF高橋大吾、MF黒川淳史の両名は昨年J1でこそ出番が少なかったものの、過去J2では経験、実績ともに十分即戦力と言える活躍を見せている。
そして何より、補強の影響で豪華な顔ぶれとなったのが最前線だ。昨季のチームトップスコアラーであるFW太田修介や8ゴールをマークしたFWドゥドゥ、さらに頼れるベテランFW鄭大世はチームを離れた。しかし、カタールW杯での活躍も記憶に新しいFWミッチェル・デュークや昨季レノファ山口のチームトップスコアラーであるFW沼田駿也を獲得。さらに、かつて横浜F・マリノスで活躍したFWエリキも加え抜けた選手の穴を完全に埋めたと言えるだろう。
チームを離れた選手の顔ぶれを見ると、惜しむ声も多く聞こえてくることは事実。しかし、これだけ大胆かつ大型の補強は他のJ2クラブでは見られなかったことから、補強に成功したクラブ1位とした。この豪華メンバーで、高校サッカーの名門青森山田高等学校を長年率いてきた黒田剛監督が、どうシーズンを過ごすのかにも注目したい。
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