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神戸から小林友希獲得の理由は利き足?セルティック監督の拘りを現地解説

小林友希 写真:Getty Images

 日本代表FW古橋亨梧(28)ら多くの日本人選手がセルティックで活躍する中、DF小林友希(22)は昨年11月にヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍。セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が小林友希の獲得にこだわった理由を現地記者が解説している。

 英メディア『スカイスポーツ』のアンソニー・ジョセフ記者は今月、セルティックの専門ポッドキャスト『The Celtic Exchange』に出演。小林友希獲得の理由について「ポステコグルー監督は左利きのセンターバックを探していたんだ。両サイドバックが高いポジションをとる場面で、左利きのセンターバックがいるとより広いエリアをカバーすることが可能になる」と推察している。

 そのセンターバックでは、DFカール・スターフェルト(27)とDFキャメロン・カーター=ヴィッカース(25)と右利きの2選手がレギュラーを張っている。

 ジョセフ記者は、小林友希によるレギュラー奪取の可能性について聞かれると「すぐにスターフェルトから置き換わる存在になるか、私には分からない」とコメント。

 『The Celtic Exchange』は「スターフェルトとカーター=ヴィッカースのコンビが実を結んでいることを考えると、小林友希の出場時間確保は厳しい。だが小林友希にスコットランドのサッカーに適応する時間を与えられたら、彼はこの2人にプレッシャーを与えることができるだろう」と綴っている。

 なお小林友希は昨年12月にセルティックのトレーニングに合流すると、先月18日のスコットランド1部リーグ戦でデビュー。21日のスコティッシュカップ戦でも2試合連続となるスタメン出場を果たしていたが、その後は3試合つづけて出番がない状況となっている。