FIFAワールドカップカタール大会(カタールW杯)でもサッカー日本代表として大飛躍を遂げたMF三笘薫だが、現在所属しているイングランド1部プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(以下ブライトン)での更なる躍進が注目されている。直近の公式戦11試合で6ゴール2アシストを記録中だ。
2022/23シーズン現時点プレミアリーグ6位、そしてFAカップでは5回戦へと進出中のブライトン。昨シーズン2022年9月にロベルト・デ・ゼルビ監督を迎え新体制となってから好調な動きを見せているが、ここではこれまでの同クラブの成績や今後の行方、そして監督の考え方などを少し深掘りしてみよう。
ブライトンのプレミアリーグでの成績
ブライトンは2017/18シーズンにクラブ史上初めてプレミアリーグへと進出するも、2020/21シーズンまでは降格基準(全20クラブ中下位3クラブが自動降格)ギリギリの状態だった。しかし、同シーズン前任者のグレアム・ポッター監督からロベルト・デ・ゼルビ監督への入れ替わりと同時に、初めて10位以内へと食い込むことに成功している。プレミアリーグでの過去5年間のクラブ成績は以下の通り。
2017/18シーズン:15位
- ポイント総合計:40pt
- 監督:クリス・ヒューストン
2018/19シーズン: 17位
- ポイント総合計:36pt
- 監督:クリス・ヒューストン
2019/20シーズン:15位
- ポイント総合計:41pt
- 監督:グレアム・ポッター
2020/21シーズン:16位
- ポイント総合計:41pt
- 監督:グレアム・ポッター
2021/22シーズン:9位
- ポイント総合計:51pt
- 監督:グレアム・ポッター(現チェルシー)、ロベルト・デ・ゼルビ
ブライトン好転のきっかけは、やはり監督の入れ替わりであり、その後の監督手腕による部分が大きいと感じる。というのは、実際に前任のグレアム・ポッター監督は現在チェルシーで指揮をとっているが、今2022/23シーズン前半後半共にかなり難航している状況だ。決してポッター監督の指導全てが原因ではないと思いたいが、現実に目を向けると結果が物語っているのは否めない。
現ロベルト・デ・ゼルビ監督の敏腕ぶりに対しては、プレミアリーグもしっかりとその偉業を認め、同監督は今年1月の月間最優秀監督賞にノミネートされた。ちなみに同シーズン中では昨年10月にニューカッスル・ユナイテッドのエディ・ハウ監督が、そして11月12月(※)にアーセナルのミケル・アルテタ監督が受賞している。(※11月と12月はカタールW杯開催の都合で2ヶ月分を1ヶ月としたイレギュラーの授与となった)
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