多くの日本人選手がブンデスリーガやセルティック、ベルギー1部シント=トロイデンVVなどで活躍する中、清水エスパルス所属のU21日本代表MF鈴木唯人(21)の海外挑戦がほぼ確実となった。同選手はカタールW杯日本代表GK川島永嗣(39)擁するフランス1部ストラスブールへ期限付き移籍する見込み。フランス紙『レキップ』が契約内容を伝えている。
鈴木唯人の去就については、浦和レッズ移籍が噂されているセルティック所属FWギオルゴス・ギアクマキス(28)の後釜候補に複数の英メディアが指名。今月17日にはクラブ・ブルッヘ移籍の可能性をベルギーメディア『VOETBAL』が報道。同選手の市場価値が70万ユーロ(約9700万円)だと伝えていた。
そんな中『レキップ』は、ストラスブールがスペイン1部マジョルカとの争奪戦を制して鈴木唯人の獲得を決めたとリポート。これによると、同選手は半年間のレンタル移籍により加入するほか、契約内には40万ユーロ(約5600万円)の買い取りオプションも盛り込まれているという。
ストラスブールは今季ここまでリーグアン(フランス1部リーグ)で2勝9分8敗と苦戦。2部降格圏の17位スタッド・ブレストと勝ち点15で並んでいる。また川島永嗣が2018年8月からストラスブールに在籍しているが、同選手は肩の負傷により現在離脱中である。
なお鈴木唯人は高卒1年目の2020シーズンからJ1リーグ30試合に出場すると、2年目の2021シーズンには早くもレギュラーに定着。昨年6月のU21日本代表戦での負傷により、2022シーズンはリーグ戦16試合の先発出場にとどまったが、それでもJリーグ界屈指の有望株として注目を集めていた。
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