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シャルケ上月壮一郎ブンデスデビューも…吉田麻也に批判「失点直前に…」

吉田麻也 写真:Getty Images

 多くの日本人選手が21日開催のブンデスリーガ第16節でプレーする中、カタールW杯日本代表DF吉田麻也(34)もアイントラハト・フランクフルト戦でフル出場。かつて京都サンガでプレーしていたシャルケ所属MF上月壮一郎(21)がMF鎌田大地(26)との日本人対決で躍動する中、失点に関与。現地メディアから厳しい評価を受けている。

 吉田麻也は今季ここまでリーグ戦全試合で先発出場していたが、トーマス・レイス監督は昨年12月にレギュラー白紙を明言。今月14日の練習試合では、前半4分にゴール前で相手選手へのマークを外して先制点を献上。指揮官が同選手のプレーに激怒したことから、レギュラーはく奪の可能性が伝えられていが、フランクフルト戦でスタメンに名を連ねた。

 しかし21分に先制点を許すと、84分に追加点を献上。後半アディショナルタイムに3点目を許し、0-3と敗北。枠内シュート3本がすべてゴールに直結するという厳しい結果となった。

 試合後、地元メディア『RUHR』は吉田麻也に対して「4.5」(6段階評価で「1」が最高点)と及第点を下回る評価を与えると「シャルケの守備は、フランクフルトの攻撃陣に対して多くを許さなかった。しかし1点目と2点目のシーンは、センターバックの守備から奪われたものであり印象が良くなかった」

 「吉田麻也は先制点を奪われる直前、無駄にポジションを前目にとっていた。この日本代表選手は(センターバックコンビを組んだ)隣のヘニング・マトリチャーニより少し自信に満ちたプレーをしていたが、パフォーマンスは芳しくなかった」と綴っている。

 なおシャルケはフランクフルト戦での敗北によりリーグ最下位脱出とはならず、ブンデスリーガ残留圏内の15位・アウクスブルクとの勝ち点差は「6」となっている。