Jリーグ サンフレッチェ広島

広島、ジュニオール・サントス売却交渉破談。レンタル移籍のオファー再拒否

ジュニオール・サントス(写真右) 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・サンフレッチェ広島は、ブラジル人FWジュニオール・サントス(27)の期限付き移籍期間延長を目指すブラジル1部ボタフォゴFRからのオファーを再び拒否。クラブ間交渉が破談に終わったようだ。

 ジュニオール・サントスは昨年8月にボタフォゴFRへ期限付き移籍。リーグ戦ほぼ全試合で先発出場するなど右サイドハーフでレギュラーに定着すると、ボタフォゴFR幹部は同選手のパフォーマンスを高く評価。選手本人もボタフォゴFR残留を望んでおり、サンフレッチェ広島にトルコ合宿に帯同せず、ブラジル国内でトレーニングに励んでいる。

 そのボタフォゴFRは昨年12月、サンフレッチェ広島にジュニオール・サントス期限付き移籍期間延長を打診。これに対して、サンフレッチェ広島は同選手との契約期間が2023シーズン終了後までということもあり完全移籍での放出のみに応じる姿勢を見せているほか、移籍金400万ユーロ(約5億5000万円)を要求している。

 またブラジルメディア『iG esporte』は昨年12月下旬にクラブ間交渉破談の可能性を伝えていたが、交渉は年明け以降も続いていた。

 ブラジルメディア『グローボ』が19日に伝えたところによると、ボタフォゴFRは「買い取りオプション付きの1年レンタル、年俸を全額負担」という条件でオファーを提示。しかしサンフレッチェ広島は買い取りオプションの設定額が低いとして、オファーを却下したという。

 これを受けて、ボタフォゴFRはジュニオール・サントスよりも低コストで獲得可能な選手の獲得に向かう模様。サンフレッチェ広島との交渉は終了するという見方が広まっているようだ。