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伊東純也所属ランス、元G大阪FW中村敬斗獲得へ動く。ブンデス勢と争奪戦か

中村敬斗 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命J1リーグ・ガンバ大阪に在籍していたFW中村敬斗(22)は、オーストリア1部LASKリンツからのステップアップ移籍が噂されている。カタールW杯日本代表DF板倉滉(25)擁するボルシア・メンヒェングラートバッハやMF三笘薫(25)所属ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC、オランダ1部PSVアイントホーフェンなどからの関心が伝えられる中、FW伊東純也(29)所属スタッド・ランスが中村敬斗をリストアップした模様。ブンデスリーガで日本人選手と共闘する可能性もあるようだ。

 中村敬斗は2021年8月にガンバ大阪からLASKリンツへ完全移籍。2021/22シーズン途中から出場機会を確保すると、今季はここまでオーストリア1部リーグ戦で16試合中15試合に先発出場して8ゴール5アシストをマーク。今月17日には練習試合で今年初ゴールをあげるなど、順調な滑り出しを見せている。

 その中村敬斗は昨年8月にLASKリンツと新たに2025年6月までの契約を結んでいるが、昨年末にPSVアイントホーフェンへ移籍する可能性が浮上。オランダ紙『テレグラーフ』は、リバプールへ移籍したカタールW杯オランダ代表FWコーディ・ガクポ(23)の後釜候補として同選手の名前を挙げている。

 また今月12日にはKRCヘンクも中村敬斗をリストアップしたとベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』がリポート。ただLASKリンツ幹部は今月中の同選手放出の可能性を否定している。

 そんな中、フランスメディア『フォーメーションズ・フットボール』のケヴィン・ニェット記者は18日に「日本メディアの報道」という前提条件のもと「中村敬斗がスタッド・ランスのターゲットになっている」とツイート。

 また同選手にはスタッド・ランスの他にも、オーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクやブンデスリーガの複数クラブも関心を示している模様。一方でLASKリンツは移籍金として400万ユーロ(約5億8000万円)以上を要求するとみられている。

 スタッド・ランスは今季のリーグアン(フランス1部リーグ戦)で5勝10分4敗。直近のリーグ戦5試合で無敗と好調を維持しており、11位まで浮上している。また伊東純也は加入1年目ながらも、右サイドハーフでレギュラーに定着。ここまで4ゴールと結果を残しているだけに、中村敬斗のスタッド・ランス移籍も期待される。