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前田大然のサウサンプトン移籍消滅?現地「セルティックとの契約期間が…」

前田大然 写真:Getty Images

 セルティック所属のカタールW杯日本代表FW前田大然(25)は、プレミアリーグ最下位のサウサンプトンへ移籍する可能性が報じられている。しかしギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)が浦和レッズ移籍に近づいていることもあり、現地では前田大然の今冬残留が濃厚という見方が広まっているようだ。

 前田大然は今季ここまでスコットランド1部リーグ戦で19試合に出場して5ゴール5アシストをマーク。昨季につづきセルティックの主力選手として活躍する中、今月14日の公式戦にはサウサンプトンのスカウト陣が同選手の視察に訪れたとみられている。

 しかし現地のディーン・ジョーンズ記者は、英メディア『ギブミースポーツ』のインタビューにて「サウサンプトンの立場から、前田大然は間違いなくスカウティングすべき良い選手だ。だが彼が良いパフォーマンスを見せていることから、セルティックが放出を容認する可能性は極めて低い」

 「正直なところ、セルティックがこのような取引を行うことはほとんど考えられない。だから、選手からの働きかけがない限り、実現することはないと思う」とコメント。

 『ギブミースポーツ』はジョーンズ記者の発言をうけて「この日本代表選手は、セルティックと契約を3年半残している。これはセルティックが交渉のテーブルで有利な立場にあることを意味している」

 「またギオルゴス・ギアクマキスがセルティックを退団する。セルティックとしては、前田大然を確保したいと考えているにちがいない」と綴っている。

 なおセルティックはギアクマキスの後釜候補として、清水エスパルス所属のU23日本代表MF鈴木唯人(21)やブラジル人FWチアゴ・サンタナ(29)の獲得に向かう可能性が現地で報じられている。

 また韓国1部・全北現代からカタールW杯韓国代表FWチョ・ギュソン(24)の獲得を狙っていたが、今月13日になって韓国紙『東亜日報』は同選手の今冬残留が確実と伝えている。