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本田圭佑の新天地は?SNS投稿発端に噂飛び交う。カンボジア代表GM退任

本田圭佑 写真:Getty Images

 サッカー元日本代表のMF本田圭佑(36)は、インターネットテレビ局『ABEMA TV』のカタール・ワールドカップ(W杯)中継で解説を担当したほか、ラーメンの価格について持論を展開したことにより注目を集めている。そんな本田圭佑は今年1月にカンボジア代表のGM(ゼネラルマネージャー)を退任しているが、引き続き東南アジア圏の他国の代表チームで仕事する可能性があるようだ。

 本田圭佑は2018年からカンボジアのA代表や年代別代表を指揮。2021年12月のリトアニア1部FKスードゥバ退団から無所属状態が続く中、昨年12月から今年1月にかけてAFF三菱電機カップ(東南アジアサッカー選手権)に参戦。5か国が同居するグループステージでフィリピン代表やブルネイ代表に勝利したものの、インドネシア代表とタイ代表に敗北。グループ2位以内に食い込めず、グループステージ敗退という結果に終わっていた。

 またカンボジアサッカー連盟は今月3日、本田圭佑GMの退任を公式発表。今年2月に実施予定のU22カンボジア代表トレーニングが最後の職務であることもあわせて明らかにしている。

 本田圭佑は今月14日に「インドネシア。人口が2.7億人。平均年齢が29歳(日本が46歳)。1人あたりのGDPが4,300USD (日本が39,000USD)」、「今ジャカルタに来てるけど、凄く街全体の勢いを感じる。今年はこっちのスタートアップに張り始めていく」とツイート。インドネシアに滞在していることをファンに報告していた。

 するとインドネシア向けのJリーグファンアカウント『J.LEAGUE INDONESIA』は「本田圭佑がインドネシアに来たのは、インドネシア国内クラブの監督になるためのオファーを受けるのではなく、インドネシアで“プロジェクト”を持つためだ。プロジェクトは現在議論中なので、まだ公にはなっていない」とリポート。

 インドネシアメディア『ネクストスポーツ』は『J.LEAGUE INDONESIA』の投稿をもとにして「本田圭佑がインドネシア代表のシン・テヨン監督をサポートするかもしれない」と報じたのだ。

 さらにインドネシアメディア『Okezone』は、シン・テヨン監督とインドネシアサッカー協会の契約期間が今年12月までであることを紹介した上で、次期監督候補として本田圭佑やロシアW杯日本代表監督の西野朗氏らの名前を挙げている。

 インドネシア代表はタイ代表と同じく東南アジア屈指の強豪国であり、前回大会のAFFスズキカップ(現AFF三菱電機カップ)で準優勝。今大会は準決勝でベトナム代表に2試合合計0-2で敗れている。東京ヴェルディ所属DFプラタマ・アルハン(21)らを擁するインドネシア代表を、日本人指導者が率いることはあるのだろうか。