明治安田生命J1リーグの浦和レッズは、カタールW杯日本代表FW前田大然(25)擁するセルティックからギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)を獲得する可能性が取りざたされている。しかしここにきてセリエA(イタリア1部)のサンプドリアが、同選手の争奪戦をリードしているかもしれない。
ギアクマキスの去就については、英紙『デイリーレコード』が今月9日に「浦和レッズはセルティックに移籍金400万ポンド(約6億4000万円)を支払う用意がある。ギアクマキスには、現在セルティックで受け取っている金額の2倍にあたる年俸でオファーを提示した」とリポート。
サンプドリアが買い取りオプション付きのレンタル移籍でオファーを提示したものの、セルティックは完全移籍による同選手放出を望んでいることもあわせて伝えていた。
また英紙『サン』は「セルティックはギアクマキスに(移籍金として)800万ポンド(約12億9000万円)を設定した」と報道。浦和レッズやサンプドリアの他にロシア、ドイツ、アメリカ、中東のクラブも同選手獲得を狙っているとした上で「三菱商事の支援を受ける浦和レッズは、頭金と分割払いでセルティックの要求額に応じる可能性がある」と、浦和レッズの動きにも触れている。
しかし英メディア『スカイスポーツ』イタリア版は11日、「ギアクマキスは欧州に残ることを望んでおり、彼とサンプドリアは合意に達している」と報道。これによると、セリエA残留を果たした場合に買い取り義務が発生するレンタル移籍でオファーを提示しているが、セルティックとは合意に達していないという。
サンプドリアは2022/23シーズンのセリエAで、ここまで2勝3分12敗と苦戦。セリエA残留圏内の17位スペツィアから6ポイント差の19位に沈んでいるほか、チーム全体の得点数がリーグ最少の「8」にとどまっていることもあり、ストライカーの獲得を急務となっている。
なおギアクマキスはVVVフェンロ在籍時の2020/21シーズンに、オランダ1部で26ゴールをマーク。リーグ得点王に輝くと、2021年8月にセルティックへ完全移籍している。しかし、セルティックでは日本代表FW古橋亨梧(28)の活躍もありスタメンでの出場機会が限定。今季もここまでスコットランド1部リーグ21試合中4試合の先発出場にとどまっているが、6ゴール1アシストと結果を残している。
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