明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸は、ブラジル1部CRフラメンゴからブラジル代表GKウーゴ・ソウザ(23)を完全移籍により獲得することがほぼ確実となったようだ。11日、『グローボ』をはじめ複数のブラジルメディアが一斉に報じている。
ヴィッセル神戸は昨年12月、買い取りオプション付きのレンタル移籍でウーゴ・ソウザ獲得オファーを提示したものの、CRフラメンゴがこれを拒否。しかし年明けになって、レンタル移籍から完全移籍に切り替えて「移籍金130万ドル(約1億7000万円)の支払いでウーゴ・ソウザ保有権の50%取得」という条件で再度オファーを提示。CRフラメンゴが受け入れたことによりクラブ間合意に達したと、ブラジル紙『O DIA』が報じていた。
ただ一方で『O DIA』は今月9日、選手サイドがヴィッセル神戸の提示条件を拒否したと報道。「ウーゴ・ソウザは年俸が増額される場合のみ、ヴィッセル神戸からのオファーを受け入れる。CRフラメンゴは彼を放出する意向だが、選手サイドは3年契約の給与ベースを好まなかった」と詳細を伝えていた。
しかし複数のブラジルメディアが報じたところによると、同選手は今月12日にもヴィッセル神戸と3年契約を結ぶとのこと。年俸額は明らかになっていないほか、来日する日程についても現時点で未定だという。
身長199cmのウーゴ・ソウザは2018年8月、当時プロ経験がないにもかかわらずブラジル代表に招集されると、2019年にCRフラメンゴのトップチームへ昇格。有望株として期待を寄せられていたが、昨季につづき今季レギュラーの座を奪うことはできなかった。
昨年12月の時点では、横浜F・マリノスやオランダ1部AZアルクマール、ポルトガル1部FCファマリカンやエストリルなど複数クラブからの関心が報じられていたウーゴ・ソウザ。CRフラメンゴに対してヴィッセル神戸が好条件のオファーを提示したことにより、Jリーグ挑戦が決まっている。
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