明治安田生命J1リーグ・セレッソ大阪は今月8日、ブラジル2部降格のECジュベントゥージからブラジル人FWカピシャーバ(26)を完全移籍により獲得したと公式発表。ブラジル人FWジェアン・パトリッキ(25)がヴィッセル神戸へ完全移籍した翌日の発表にサポーターから歓喜が沸き起こる中、カピシャーバがセレッソ大阪に至るまでの過程をブラジルメディア『GZH』が報じている。
身長170cmで左利きのカピシャーバは、ブラジル1部アトレチコ・ミネイロから6度のレンタル移籍をへて、2020年8月にECジュベントゥージへ加入。今季は両サイドで起用される中、ブラジル1部リーグ38試合中20試合に先発出場。1ゴール1アシストをマークしたが、チームは最下位に沈んで2部へ降格していた。
『GZH』が昨年11月に報じたところによると、ECジュベントゥージは昨年12月31日に契約満了を迎えるカピシャーバら3選手の契約延長に動いていた模様。しかし2部降格により減俸提示を余儀なくされたこともあり、3選手と金銭面で合意に至らなかったとのこと。セレッソ大阪はカピシャーバを移籍金ゼロで獲得したものとみられる。
一方、セレッソ大阪はパトリッキをヴィッセル神戸へ完全移籍により放出。昨年1月にポルトガルメディア『SIC Noticias』がセレッソ大阪と同選手の契約期間を「3年」と報じていたことから、ヴィッセル神戸から移籍金を受け取るものとみられる。
なおカピシャーバはセレッソ大阪加入をうけて「皆さん、はじめまして、カピシャーバです。セレッソ大阪という偉大なクラブの一員になれてとても嬉しく思います。早く皆さんに会えることを楽しみにしています。私のサッカー人生の全てをかけて戦います。よろしくお願いします」と、セレッソ大阪公式サイトを通じてコメントを残している。
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