Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸・小田裕太郎のハーツ移籍確実に!労働許可証発行・長期契約締結で合意

小田裕太郎 写真:Getty Images

 スコットランド1部ハーツはFW小田裕太郎(21)の獲得で明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸とのクラブ間合意に達していると報じられていた。そんな中、今月29日までに選手サイドとも合意。労働許可証の発行も認められ、同選手のハーツ移籍がほぼ確実となったようだ。29日、英紙『エジンバラ・イブニングニュース』電子版が伝えている。

 小田裕太郎の去就については、今月19日にハーツ移籍の可能性が浮上。ただ英メディア『フットボール・スコットランド』は22日、ハーツがヴィッセル神戸へ100万ポンド(約1億6000万円)未満の移籍金を支払うことで合意に達したことを伝えた上で、「小田裕太郎の労働許可証発行をイギリス政府から承認されない可能性がある。この労働許可証の問題は、今後上訴委員会にかけられることになる」とリポートしていた。

 しかし『エジンバラ・イブニングニュース』は29日に「小田裕太郎のハーツ移籍が承認された」と報道。これによると、スコットランドサッカー協会(SFA)の委員会で労働許可証発行の条件を満たしていることが確認されたという。

 また小田裕太郎には他クラブも関心を寄せていたが、ハーツは同選手と長期契約を結ぶことで合意を取り付けた模様。現地到着は来年1月上旬から中旬になるほか、今後数ヶ月でレギュラーに定着する可能性があるという見方も広まっている。

 なおハーツは昨季のスコットランド1部リーグを3位で終了。今季UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ・グループステージに参戦して収益を得たため、今冬の移籍ウィンドウで小田裕太郎の獲得が可能になったという。また今季のリーグ戦では、18試合終了時点で勝ち点28を獲得。2位レンジャーズから17ポイント差の3位につけている。