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FC東京、フェリッピ退団確実に。スポルティングに1.7億円の買取OP行使せず

ルイス・フェリッピ 写真:Getty Images

 ポルトガル1部スポルティングCPから明治安田生命J1リーグ・FC東京へレンタル移籍のブラジル人FWルイス・フェリッピ(28)は、今季限りでFC東京を退団することがほぼ確実となったようだ。22日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。

 フェリッピの契約内容については、ポルトガル紙『レコルド』が今年7月に「FC東京で10得点をマークすれば買い取り義務が発生する」と報道。しかし今季後半戦で2ゴールだったため、買い取り義務は発生しないことが確実となっていた。

 またポルトガル紙『ア・ボーラ』は、150万ユーロ(約2億2000万円)の買い取りオプションが設定されているとした上で、買い取りオプションの行使期限が今月21日までだと伝えていた。

 すると『O JOGO』は22日になって「FC東京はすでに買い取りオプションを行使しないという決定を下している」と報道。買い取りオプションの行使額については、『ア・ボーラ』の報道と異なり120万ユーロ(約1億7000万円)と記している。

 また同選手とスポルティングCPの契約期間が2024年6月までであるほか、現行契約に6000万ユーロ(約84億円)の契約解除条項が盛り込まれていることも紹介。「ブラジルや中東のクラブが関心を寄せているが、レンタル移籍となるかまだ分からない」と、同選手の今後についても触れている。

 なおフェリッピは湘南ベルマーレやギリシャ1部パナシナイコスなど複数クラブからの関心が伝えられる中、7月19日にFC東京へのレンタル移籍。7月30日のJ1リーグ第23節・サンフレッチェ広島戦でデビューすると、以降は公式戦全試合でプレー。ただスタメン出場は12試合中3試合にとどまっていた。