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鹿島ピトゥカ獲得失敗の余波。サントスが柏残留報道ドッジと交渉か

ドッジ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・柏レイソル所属のブラジル人MFドッジ(26)は、今冬残留のほか契約延長の可能性が伝えられていた。しかしブラジル1部サントス移籍が鹿島アントラーズ所属MFディエゴ・ピトゥカ(30)再獲得失敗をうけて、ドッジにターゲットを切り替えているようだ。12日、ブラジルメディア『Diario do Peixe』が報じている。

 ドッジの去就についてはブラジル1部SCインテルナシオナルからの関心が伝えられていたが、同選手の代理人が残留を示唆。先月末にSCインテルナシオナルの専門サイト『Revista Colorada』のインタビューで「(ドッジに関して)SCインテルナシオナルとの交渉は進めていない。彼は日本で幸せだし、(柏レイソルとの)契約はもう1年残っている」

 「今は柏レイソルと契約延長にむけての交渉を行っているところだ」と語るなど、2024シーズン以降も柏レイソルでプレーする可能性があることを明かしていた。

 しかし『Diario do Peixe』は「サントスがドッジと交渉を進めている」と報道。これによると、サントスはSCインテルナシオナル所属MFエジニウソン(32)、ASモナコ所属MFジェアン・ルーカス(24)、ピトゥカとの交渉が破談に終わったことをうけて、ドッジをリストアップしたとのこと。

 またサントスのオダイール・ヘルマン監督は、かつてフルミネンセでドッジを指導。同選手のゴールの奪い方や他選手をサポートする時のクオリティの高さを評価しているという。

 ピトゥカに関しては、サントスが今季終了後に再び鹿島アントラーズへオファーを提示。鹿島アントラーズは今年7月の時点で契約解除金満額である400万ドル(約5億3000万円)の支払いを求めていただけに、今回のオファーに対しても応じることはなかったという。

 なおドッジは2020年12月にブラジル1部フルミネンセを退団して、柏レイソルへ加入。来日1年目の昨季は負傷離脱もありJ1リーグで16試合の出場で終了。今季も序盤はスーパーサブに甘んじていたが、7月以降はレギュラーに定着。リーグ戦17試合に先発出場していた。