明治安田生命J1リーグ・ガンバ大阪所属のブラジル人MFファン・アラーノ(26)が、鹿島アントラーズからガンバ大阪へ移籍した理由や来季への意気込み、Jリーグの環境に対する思いを語った。12日、ブラジルメディア『ランセ』が伝えている。
アラーノは2020シーズンから鹿島アントラーズに在籍していたが、今季はレネ・ヴァイラー前監督のもとでJ1リーグわずか5試合の先発出場。6月以降はほぼ全試合でベンチ外になると、7月末にガンバ大阪へ完全移籍していた。
しかしガンバ大阪加入後は出場機会を確保。8月14日のJ1リーグ第25節・清水エスパルス戦でデビューを飾ると、以降はリーグ戦全試合で先発出場。10月8日の第32節・横浜F・マリノス戦で先制ゴールを決めるなど、クラブのJ1残留に大きく貢献した。
そんなアラーノは今月、母国メディアのインタビューに対応。ガンバ大阪移籍時の心境を聞かれると「ガンバ大阪のプロジェクトが好きだし、クラブのことを信じているんだ。より多くのチャレンジを求め、コンフォートゾーンを離れ、異なるプロジェクトを受け入れることが、ガンバ大阪移籍へ僕の気持ちを駆り立てたんだけど、この決断が正解だったと証明されたんだ」
「すでに家族のような気分だね。新しいチームメイトもあたたかく迎え入れてくれたし、(ガンバ大阪で)新しい物語を築き上げることに興奮しているよ」と、喜びを爆発させている。
またガンバ大阪がJ1残留を果たしたことについて「ガンバ大阪は今シーズンの戦いを通じて多くのことを学んだし、来シーズンは強くなって(J1リーグで)首位に立てると信じているんだ。J1残留を争うためのチームではない。僕たちは殻を破って、より成熟した状態で来シーズンを迎えるよ」とコメント。
「日本でとても良い感じにプレーできているね。日本文化も理解したし、もう(日本の環境に)慣れたと感じているよ。それにピッチで成長し続けるために、クラブがあらゆるサポートをしてくれるんだ。競争の激しいリーグでプレーできてとても幸せだね」と、Jリーグに対する満足感をあらわにした。
なおブラジルメディア『グローボ』が今年8月に報じたところによると、アラーノとガンバ大阪の契約期間は2023シーズン終了後までとのこと。今季途中の移籍が大きなターニングポイントとなっただけに、ガンバ大阪の一員として来季を向けることになりそうだ。
コメントランキング