
J2降格の清水エスパルスは、ゼ・リカルド監督や大熊清GM(ゼネラルマネージャー)の来季続投の可能性が報じられている。この一報に対しては、清水エスパルスサポーターから賛否両論が沸き起こっている。
清水エスパルスは今季序盤からJ1残留争いを強いられると、5月末に平岡宏章監督を解任。ブラジル2部ヴァスコ・ダ・ガマからゼ・リカルド監督の引き抜きに成功したほか、今夏の移籍ウィンドウではブラジル1部フォルタレーザECに移籍金80万ドル(当時約1億1000万円)を支払ってMFヤゴ・ピカチュウを獲得したほか、元日本代表MF乾貴士も迎え入れていた。
大型補強もありシーズン後半戦に入ると、一時は11位に浮上。しかし9月以降は2分5敗と再び失速。ガンバ大阪や京都サンガなどとJ1残留争いを演じる中、今月5日の最終節・北海道コンサドーレ札幌戦で3-4と敗れてJ2降格が決まっていた。
清水エスパルスの監督人事についてはシーズン終了直後に監督交代の可能性が取りざたされたものの、23日になって一部メディアが中ゼ・リカルド監督続投がほぼ確実と報道。これには「残ってほしいと思っていたから良かった」、「長期政権でやった方がいい」、「監督変えても同じことの繰り返し」といった好意的なコメントが寄せられている。
ただ一方で「立て直したのになぜ降格したのか?」、「J2降格なのにこの決断は残念」といった反対意見も噴出。さらに大熊清GMの続投報道に対しては「ゼ・リカルド監督はいいけど大熊さんも残るの?」、「GM続投はない」、「フロントが責任をとるべき」といった厳しい声が上がっている。
なおゼ・リカルド監督は昨年6月の清水エスパルス監督就任時に、契約期間が2年であることを自身のインスタグラムアカウントを通じて明かしていた。複数年契約を結んでいるピカチュウの去就にも注目が集まる中、ピカチュウの教え子であるゼ・リカルド監督は清水エスパルスに留まることになりそうだ。
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