Jリーグ 浦和レッズ

浦和サポ団体、ACL決勝埼スタ開催へ署名提出。実現不可能と海外報道も

浦和レッズ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ決勝2ndレグの埼玉スタジアム2〇〇2開催にむけて、埼玉県や日本サッカー協会(JFA)など関係各所との調整を行っている。これにくわえて、浦和レッズサポーターの有志団体も大野元裕埼玉県知事に署名を提出した。

 浦和レッズサポーター有志団体は「ACL決勝を埼スタで!!」というスローガンのもと、埼玉スタジアム2〇〇2や浦和駅など複数箇所での署名活動を実施。ネット上でも署名活動を行うと、北海道コンサドーレ札幌所属DF西大伍(35)らが賛同の声を挙げていた。

 その有志団体のツイッターアカウント「#ACL決勝を埼スタで」によると、9月20日から先月18日までに直筆署名44,430筆、オンライン署名14,000筆が集まったとのこと。今月8日に「本日、埼玉県庁にて埼玉県大野知事へ みなさんからお預かりしました署名を直接、手渡しにて提出しましたことをご報告いたします」

 「58,430筆の埼スタ開催への想いは、 浦和のフットボール文化を再認識する ものであり、大きな力となりました。ご賛同いただいたみなさん ありがとうございました」(原文ママ)と賛同者に対して感謝のメッセージが伝えられている。

 ただ埼玉スタジアム2〇〇2でのACL決勝開催へのハードルはさらに高まっているという見方も広まっている。ブラジル『CBNラジオ』の記者であるヘナン・モウラ氏が今月はじめに伝えたところよると、国際サッカー連盟(FIFA)は2022年度のFIFAクラブワールドカップの開催時期について、2~3月で調整しているとのこと。開催場所も未定であるが、アメリカのマイアミやUAEのアブダビが有力候補に挙がっているという。

 そのため3月までにFIFAクラブワールドカップを開催することが正式決定した場合には、ACL決勝の開催延期は不可能となる。

 なお埼玉県は浦和レッズの要望に対して、「芝改修工事の実施時期の延期」が難しいと再三にわたり主張。埼玉県は芝改修工事の実施時期の延期を行う場合には、クラブに損害賠償費用として総額11億円以上を請求する姿勢を見せている。