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FC東京・松木玖生激励も。名古屋・永木亮太のFKリスタートを家本政明斬る

松木玖生 写真:Getty Images

 FC東京は29日、明治安田生命J1リーグ第33節・名古屋グランパス戦で1-2と敗北。69分にフリーキックのリスタートから元日本代表FW永井謙佑(33)にゴールを許したシーンを巡って議論が沸き起こる中、元Jリーグ審判員でありJリーグのフットボール本部・フットボール企画戦略部のマネージャーを務める家本政明氏(49)が自身の見解を述べている。

 FC東京は1-1で迎えた69分、自陣左サイドでのファウルによるフリーキックを献上。直後にMF渡邊凌磨(26)が小屋幸栄主審に対して異議を唱えていた。すると両者が会話を交わしている最中に、MF永木亮太(34)がリスタート。ディフェンスラインの裏に抜け出したDF森下龍矢(25)にパスが渡ると、森下龍矢がシュート。GKヤクブ・スウォビィク(31)が弾いたが、こぼれ球を永井謙佑が押し込んでいる。

 ただこの名古屋グランパスの勝ち越しゴールのシーンに対しては、「審判と選手が話しているのになぜプレーオン認めたのか?」、「主審は一度試合を止めるべき」、「主審は試合をコントロールできていない」と、ツイッター上で小屋幸栄主審に対する疑問の声が噴出していた。

 家本政明氏はFC東京主催の試合観戦イベント『青赤パークオンライン presented by めちゃコミック』に出演した際、視聴者からの質問をうけて永井謙佑のゴールシーンに言及。

 「フリーキックとした時は、基本的にレフェリーは介入しない。名古屋グランパスボールだし、名古屋グランパス側がそれをどうするかという話」とした上で「主審が見ていなかったのは、あまり関係ない。見る限りはまずいリスタートが行われたとは思わない」と語っている。

 ただ一方で名古屋グランパスにフリーキックを与えた判定については「あれを反則とするならば、他に(ファウルをとるべき)似たようなシーンは両チームともにあったと感じています」とコメント。小屋幸栄主審の判定基準が試合全体を通じて曖昧だったとの見解を示した。

 このフリーキックのシーンでは、永木亮太がリスタートする直前にMF松木玖生(19)が永木亮太にボールを渡している。そんな松木玖生に対して「ずる賢さが足りなかったかな」、「ボールを渡した後に、そのままボールの前に立つべきだった」という指摘が飛んでいるほか、「松木玖生はまたひとつ学んだな」、「松木玖生君にとって良い経験になった」、「これを糧にしてほしい」と今後のさらなる成長を期待するメッセージも寄せられている。