プレミアリーグ

プレミア22/23ユニフォーム、レア入り候補3選!記念に買うならこれ

サウサンプトン DFリャンコ 写真:Getty Images

サウサンプトン:アウェイユニフォーム

お買い得度:★★★  約9,250円(※レートにより変動)
着こなし難易度:★★★★★
芸術度:★★★★★
エコフレンドリー度:★★★★★
インパクト度:★★★★★

22/23シーズンのユニフォームデザインで間違いなくトップ10に入るであろう、高いインパクトと芸術性を感じるサウサンプトンのアウェイユニフォーム。おそらく数年後に珍デザインの一つとして、きっとレアユニフォームの仲間入りをするだろう。また好ポイントとして、素材も現代にフィットした100%エコポリエステルでつくられている。価格は日本円で約9,250円(レートにより変動)と大体ユニフォームの平均相場だ。

日本人がこのデザインを見ると、どうにも「JAPAN」というイメージが強烈に脳に伝達される。例えばスーパーで見かける焼き海苔のパッケージ、または寿司屋の看板や湯呑みのイラスト、葛飾北斎の浮世絵など、大昔からうねる波のデザインは日本人にとって身近なものだ。やけに親近感が湧いてくるのは気のせいではない。実際のところ、この大きな波はイングランド南部サウサンプトン地域のシンボル「ドック(造船施設)」をイメージしてデザインされたもの。港から眺める大きくうねる海、時に防波堤に衝突し水しぶきがあがるような力強い波を、想像することができる。

もし普段着としても着用するならば、アート系のスタイリングに思い切って舵を切るしかないと感じる。例えば、濃い江戸紫色(濃い和風な紫色)のジャージー素材カーディガンに、濃いカラシ色のシェフパンツ。そして白のスニーカーに太めの黒縁メガネ、または黒の帽子など。ある意味、上級者スタイリングになるが、有色同士の組み合わせで攻めるしかなさそうだ。

似合うであろうヘアスタイルや雰囲気のプレイヤーは、思いつく限りマンチェスター・シティMFフィル・フォーデン、またはアーセナルのFWブカヨ・サカなどではないか。


リバプール DFアンドリュー・ロバートソン 写真:Getty Images

リバプール:アウェイユニフォーム

お買い得度:★★  約11,900円(※レートにより変動)
着こなし難易度:★★
芸術度:★★★★
エコフレンドリー度:★
インパクト度:★★★

ぶっちぎりのミステリアスさを放つリバプールのアウェイユニフォーム。誰もが、最初に目にしたときに「おお・・これは・・」と一旦考える時間が必要になる。イメージするとすれば、ID代わりに3Dメガネを提示せねばならない世界に突如紛れ込んだか、はたまた理不尽なファウルでVARチェック中のレフリーを待っている間の心の状態か。現世とはちょっと違う世界観を体感させてくれる、他にはないデザインだ。

価格は日本円で11,900円(レートにより変動)と、やや高めの設定だが、22/23シーズンの思い出に手に入れておくにはオススメの1枚。もし普段着としても着用するならば、エスニック系統のスタイリングと組み合わせると良く合うだろう。例えば、ダークオレンジ・イエロー・グリーンなどの中間色でリネン素材(麻)のジョガーパンツや、他には大きめサイズでざっくり編みのニットの羽織など、さらにこのデザインの良さが光り輝くだろうと感じる。

逆に、爽やかなスタイリングにはちょっと不向きのデザインと言える。ヘアースタイルや雰囲気も高潔でハンサムよりも、ややワイルドさがある方が似合うだろう。例えばトッテナム・ホットスパーのFWハリー・ケインがこのユニフォームでスタイリングをしても、おそらく似合わないと推測する。皆さんは誰が似合うと感じるだろうか?また、最近のユニフォーム素材はリサイクル素材を使用していることが常だが、実はこれは100%通常のポリエステル。ノーリサイクル素材だが近い将来、再生素材に代わる日が来るのではないだろうか。

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名前:Molly Chiba
趣味:自然散策、英国のあれやこれやをひたすら考えること
好きなチーム:トッテナム・ホットスパーFC

東北地方の田園に囲まれ育ちました。英国のフットボール文化や歴史、そして羊飼いやウールなどのファッション産業などに取り憑き、没入している日本人女性です。仕事のモットーは、伝統文化を次世代に繋ぐこと。

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