韓国2部の釜山アイパークは今月20日、性的暴行の疑いで告訴された選手と契約解除で合意に達したと公式発表。当該選手の名前を明らかにしていないものの、かつて明治安田生命JリーグのV・ファーレン長崎やいわてグルージャ盛岡でプレーしていた韓国人MFチョン・フンソン(28)であるという。
発表によると、クラブは当該選手による性的暴行の事実を先月末に確認するとともに韓国プロサッカー連盟に報告。韓国プロサッカー連盟は警察の捜査結果が出るまでの暫定措置として60日間の活動禁止処分を科していた。しかしクラブと選手サイドが協議した結果、2023シーズン終了後まで残っていた現行契約を解消することで合意に達したという。
また釜山アイパーク公式サイトの選手紹介欄では、今月20日の時点でチョン・フンソンの名前が掲載されていない。くわえてドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、同選手は今月14日に釜山アイパークを退団したという。
チョン・フンソンは2013年8月にV・ファーレン長崎へ入団すると、来日1年目にJ2リーグで11試合に出場。ただ翌2014シーズンはリーグ戦でわずか1試合の出場にとどまると、2015年にいわてグルージャ盛岡へレンタル移籍。いわてグルージャ盛岡ではJ3リーグ14試合でプレーしていたが、シーズン途中でレンタル移籍打ち切りにあわせてV・ファーレン長崎を契約解除により退団していた。
そしてV・ファーレン長崎退団後は、仁川ユナイテッドや蔚山現代など韓国国内の複数クラブでプレー。釜山アイパークでは昨年2月から在籍していた。また昨季終了後に済州ユナイテッドへのレンタル移籍を終えて復帰すると、今季は韓国2部リーグで5試合に出場。大半の試合でベンチ外となっていた。
韓国サッカー界の不祥事では、今年7月8日に当時全北現代に所属していたMF邦本宜裕(24)が酒気帯び運転で逮捕。韓国プロサッカー連盟が60日間の活動禁止処分を科すと、7月13日になって全北現代が邦本宜裕の退団を公式発表していた。
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