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FC東京サポの湘南・小野楓君救護に称賛の嵐!アルベル監督もリスペクト説く

アルベル・プッチ・オルトネダ監督 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ第32節・FC東京対湘南ベルマーレが8日、味の素スタジアムで開催。長期療養中である子供の自立支援事業により、湘南ベルマーレに入団した小野楓君(10)をFC東京サポーターが救護したことに注目が集まる中、FC東京のアルベル・プッチ・オルトネダ監督がサッカーやスポーツの素晴らしさを説いている。

 小野楓君は今年4月、長期療養中である子供の自立支援を目的としたTEAMMATES事業により、湘南ベルマーレに入団。これまで様々なクラブ活動に参加すると、FC東京戦も父親や母親と一緒に現地観戦していた。

 しかし母親のツイートによると、小野楓君はスタジアム内の階段で転倒。自力で動けなかったところをFC東京サポーターに救護されたという。また母親がツイッターを通じてFC東京サポーターやクラブ関係者に感謝の気持ちを述べると、「いい話だね」、「感動しました!」、「サッカーって素晴らしいね」といった温かいメッセージが数多く寄せられている。

 そんな中、アルベル監督は11日に母親の投稿を引用リツイートした上で「私たちはこのスポーツを愛するサッカーファミリーです。敵味方関係なく人として大切にしたい価値観を常に持ち続けたいですよね」とリスペクト精神の重要性を強調。

 その上で「今回の行動を取ったサポーターの方々を私は誇りに思います。カエデくんの回復を心からお祈りすると共に、FC東京チーム一同、カエデくんにたくさんの元気と愛を送ります」と、小野楓君や救護に当たったFC東京サポーターにメッセージを送った。

 なおこの一戦は、湘南ベルマーレが2-0で勝利。勝ち点を35まで積み上げて13位している。またリーグ戦残り3試合でJ2自動降格圏の17位清水エスパルスとの勝ち点差は「3」となっている。