かつて鹿島アントラーズやセレッソ大阪で監督を務めたパウロ・アウトゥオリ氏(66)が今月3日、コロンビア1部アトレティコ・ナシオナルの指揮官に就任した。
アウトゥオリ氏は2005年、ブラジル1部サンパウロの監督としてトヨタカップ(FIFAクラブ世界選手権2005)決勝でリバプールを下して優勝。2006年には鹿島アントラーズを率いると、当時高卒1年目の内田篤人氏(34)をはじめ若手選手の育成に注力していた。
また同氏は2012年にカタール代表の監督を務めると、2015年にはセレッソ大阪で指揮。ただ1年でのJ1復帰を逃したことにより、2015シーズン終了直前に解任となっていた。
そしてセレッソ大阪監督解任後は、ブラジル1部アトレチコ・パラナエンセやボタフォゴFR、ブルガリア1部ルドゴレツ・ラズグラドなどで監督を歴任。今年4月からブラジル1部SCインテルナシオナウのディレクターを務めていた。
その中、アトレティコ・ナシオナルは今月3日にアウトゥオリ氏の招へいを発表。同氏は2018年11月から約半年間にわたりアトレティコ・ナシオナルで指揮を執っており、3年半ぶりとなる復帰を果たした格好だ。
なおアトレティコ・ナシオナルは過去にコロンビア1部リーグを16度制した強豪。南米王者を決めるコパ・リベルタドーレスでも2度優勝を果たしているが、2016年に日本で行われたFIFAクラブワールドカップでは準決勝・鹿島アントラーズ戦で0-3と敗れていた。
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