グレアム・ポッター監督(チェルシー)
人間力で人々を惹きつける
- 生年月日:1975年5月20日 47歳(2022年現在)
- 出身国:イギリス
- 現役時代のポジション:DF
- 選手歴:13年
- 監督歴:14年(2022年現在)
1992年にイングランド2部(EFLチャンピオンシップ)に所属のバーミンガム・シティでプロ契約を結んだグレアム・ポッター。その後、2005年に当時EFLリーグ2(実質4部)のマックルズフィールド・タウン(現マックルズフィールド)で選手キャリアを終了。2008年から同じくイングランドのリーズカーネギー(2011年解散)というクラブで初めて監督職をスタートする。
2019年から2022年にかけてはブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンで指揮をとり、その後に現在のチェルシーから熱いオファーを受け、本人とアシスタントスタッフ数名が引き抜かれる形に。2022年9月からチェルシーの監督となった。
ポッター監督は、現役引退後から監督になるまでの3年間、イギリスのオープン大学で社会科学の学位を取得。その他にも人間学として特にリーダーシップについて修得している。それが指導スタイルの基盤ともなっており、人と人とが互いに快適でプレッシャーを感じないよう交流を深め、出来るだけリラックス出来るような環境づくりを心掛けているようだ。選手との親交だけでなく、地域社会との交流など積極的な姿勢を見せている。
また、非常に興味深い現地の声として「チェルシーのサポーターではないが、グレアム・ポッターは好きだ」とあがるなど、どうやらポッター監督には人間的に尊敬する眼差しが注がれているようだ。
ロベルト・デ・ゼルビ監督(ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン)
謙虚な中に野心も共存
- 生年月日:1979年6月6日 43歳(2022年現在)
- 出身国:イタリア
- 現役時代のポジション:MF
- 選手歴:15年
- 監督歴:9年(2022年現在)
1998年に、イタリアのセリエAに所属のミランでプロデビューしたロベルト・デ・ゼルビ。2013年に同国3部セリエCに所属のトレントでのプレーを最後に、現役キャリアを終了。同年からセリエDに所属のダルフォ・ボアリオで監督職をスタートする。
2018年からはセリエAのサッスオーロも指揮。2021年にはウクライナ・プレミアリーグのシャフタール・ドネツクの新監督に就任すると、同年9月ウクライナ・スーパーカップで優勝。クラブを優勝まで導いた初めてのイタリア人監督という快挙を成し遂げた。2022年7月に、ロシアのウクライナ侵攻問題を受け止む無く同クラブを退任。9月からイングランドへ渡り、現在のブライトンの監督として着任した。
これまでイタリア、ウクライナを拠点として活動してきたデ・ゼルビ監督。イングランドを舞台にするのは初めての試みとなり、プレミアリーグでの闘い方、選手との関係性、他クラブとの関係性など全てが新鮮。どのように自分が動いていけば良いのかなど、日々模索中のようだ。
記者会見では「時間があればブライトンの観光やイタリアンレストランで食事もしたいが、それよりもまずは英語を習得しないといけない」と、もう1つの目標も語っている。実際に現在(2022年10月時点)は隣に通訳を迎えての会見が主になっており、本人としても早くスムーズに英語で自分の意見を伝えたいと考えているようだ。
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