Jリーグ FC東京

元FC東京・松本山雅ジャエルがフリーに。Jリーグへの不満暴露も

ジャエル 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命Jリーグ・FC東京や松本山雅でプレーしていたブラジル人FWジャエル(33)が今月29日、ブラジル1部セアラーSCを退団した。

 ジャエルは2019年、当時ブラジル1部グレミオからFC東京へ完全移籍。Jリーグ挑戦1年目は負傷離脱もあり、J1リーグ15試合の出場にとどまっていた。また2020年には松本山雅へ1年レンタルにより加入したが、J2リーグで14試合の出場に終わるとシーズン終了後に退団。FC東京との契約は2022年1月まで残していたが、双方合意のもと契約解除。昨年3月にセアラーSCへ加入していた。

 ただ母国復帰後もコンディション不良により、昨季はブラジル1部リーグで38試合中12試合の先発出場。昨年12月上旬のリーグ戦でアキレス腱を断裂すると、今季はここまで公式戦での出番がなく、ベンチ入りも1試合にとどまっていた。

 そんなジャエルは今月下旬、自身のインスタグラムアカウントでセアラー退団間近であることを告白。現地サポーターの間で賛否両論が飛び交う中、セアラーSCは29日になって同選手との契約解除を公式発表している。

 なおジャエルは昨年3月、ブラジルメディア『O POVO』のインタビューに応じた際「日本では多くの問題を抱えたよ。僕は1年目に怪我をしてしまったけど、彼らの僕に対する扱いは間違ったものだったね」

 「決して日本サッカーや監督を非難するつもりはないよ。(クラブにフィットしなかったのは)僕にも責任があるからね。日本での2年間で多くのことを学んだよ」とコメント。負傷時の対応等でFC東京に対する不満をあらわにしていた。