レアル・マドリードのBチーム(カスティージャ)所属のMF中井卓大(18)は今月17日、トップチームの練習に参加。18日のラ・リーガ第6節・アトレティコ・マドリード戦ではメンバー外となったが、今季中にトップチームでデビューする可能性があるようだ。
中井卓大は9歳時からレアル・マドリードの下部組織でプレー。各カテゴリーで頭角を現すと、今年2月にレアル・マドリードとの契約を2025年6月まで延長。先月24日にはBチームの一員として選手登録されているが、スペイン3部リーグ戦で開幕から2試合つづけてベンチ外。今月10日の第3節・ウニオニスタス戦ではベンチ入りしたものの出番がなかった。
その中、同選手はアトレティコ戦前日にトップチームのトレーニングに参加。アトレティコ戦でのベンチ入りも期待されたが、メンバーに名を連ねることはなかった。
それでもレアル・マドリードの専門サイト『ディフェンサ・セントラル』は「カルロ・アンチェロッティ監督は中井卓大のクオリティと自信に驚かされた」と見出しをうち、「この日本人は、レアル・マドリードの下部組織で最も期待されている選手のひとりである」とリポート。
「中井卓大にとって、アンチェロッティとのトレーニングセッションに参加するのはこれが初めてではない。彼のことをアンチェロッティ監督は気に入っており、コーチングスタッフは彼のパフォーマンスに驚いている」
「彼のボールタッチと決定力の高さはエリートレベルであり、彼のような能力を持つ選手はほとんどいないことを、アンチェロッティは把握している」と、トップチームで高評価を得ていることを強調している。
くわえて「中井卓大はレアル・マドリードにとって目玉のひとつである。クラブは彼の育成プロジェクトに大きな自信を持っており、Bチームとトップチームの両方で彼に出場機会を与えたいと考えている。彼はアンチェロッティのチームで少しずつチャンスを得ていくだろう」と綴り、今季中のトップチームデビューを予測している。
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