
アイントラハト・フランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠(38)は13日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でおよそ13年ぶりに先発出場し、チームの勝利に貢献。オリバー・グラスナー監督から賛辞を受けており、日本代表MF遠藤航(29)やDF伊藤洋輝(23)を擁するVfBシュツットガルトとの一戦でも先発出場する可能性があるようだ。14日、ドイツ紙『キッカー』が伝えている。
長谷部誠は今季ここまで一度もスタメン出場がなかったほか、ブンデスリーガ直近4試合では出番なし。今月7日のCLグループステージ第1節・スポルティングCP戦で途中出場したとはいえ、出場機会の減少が顕著となっていた。ただチームがスポルティングCP戦と10日のブンデスリーガ第6節・ボルフスブルク戦で敗れると、同選手の先発起用待望論が沸き起こっていた。
すると長谷部誠は13日のCLグループステージ第2節・オリンピック・マルセイユ戦でフル出場。安定感抜群のパフォーマンスにより攻守両面で活躍し、無失点での勝利に大きく貢献している。
試合後、グラスナー監督は「長谷部誠を褒めたい。何週間も試合でプレーしていないのにもかかわらず、彼は自信を持ってディフェンスし、ポゼッション時も落ち着いていた。毎日トレーニングで見ているから、心配はしていなかった。彼は選手としても、人間としても、つねに頼りになる存在だ」と称えている。
また『キッカー』は「グラスナー監督はボルフスブルク戦での敗北をうけて、マルセイユ戦では勇敢な策に打って出た。意外なことにその作戦は成功したし、3バックシステムによる戦術は興味深いものだった」と、指揮官の采配を評価。
その上で「日曜日のシュツットガルト戦でも、グラスナー監督が全く同じメンバーで臨むことは全く想像できないことではない。この監督はうまくいく方法を見つけた場合、決して戦術を変えたり、メンバーを入れ替えたりしないことで有名だ」と言及。17日のブンデスリーガ第7節・VfBシュツットガルト戦でも長谷部誠を3バックの一角で先発起用する可能性があると主張した。
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