トゥールーズFC所属の日本代表FWオナイウ阿道(26)は11日、日本代表FW伊東純也(29)擁するスタッド・ランスとの一戦で決定機を逃した。トゥールーズの専門誌『Les Violets』は同選手のパフォーマンスを酷評するとともに、トゥールーズの選手層に関する問題点を指摘している。
オナイウ阿道は昨年7月、横浜F・マリノスからトゥールーズへ完全移籍。昨年10月から年末にかけて不振を極めていたが、昨季はフランス2部リーグ全38試合中27試合に先発出場して10ゴール2アシストをマーク。トゥールーズのリーグアン(フランス1部)昇格に大きく貢献していた。
しかし今季は開幕戦で出番がなかったほか、第2節・トロワ戦以降は全試合で途中出場。元アルビレックス新潟所属選手であるブラジル人FWラファエル・ハットン(26)らとのポジション争いで後れをとっている。
そして11日の第7節・スタッド・ランス戦では、86分にカウンターの局面で前線へ駆け上がると、左サイドからのパスに反応。ペナルティエリア手前中央でダイレクトに右足を振りぬいたが、シュートを枠内に収めることができなかった。
トゥールーズはスタッド・ランス相手に1-0で勝利したものの、オナイウ阿道に対する批判がSNS上で巻き起こっている。
その中『Les Violets』はスタッド・ランス戦に関する特集記事を掲載。オナイウ阿道やDFオリバー・ザンデン(21)ら控え要員について「リーグアンに復帰して以来、後半は難しい戦いを強いられている。オナイウ阿道などベンチに座っている多くの選手が、リーグアンのレベルにない」と切り捨てたのだ。
トゥールーズは今月18日にリーグアン第8節・リール戦を控えている。レギュラー再奪取を目指す中、オナイウ阿道への風当たりが強まっている。
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