名誉会長のためにタイトルを:京都サンガ
天皇杯優勝可能性:△
去る8月24日にクラブ名誉会長である稲盛和夫氏が他界した京都サンガ。ゲーム以外の出来事でチームがまとまることは、よくあることである。準決勝の相手となるサンフレッチェ広島には、今シーズンのJ1リーグでは1分け1敗と勝利こそない。しかしホームでは引き分けを見せる粘り強さを見せており、その時にはいなかったアラン・カリウス、パウリーニョ・ボイアの2名が強烈なエッセンスとなることは間違いない。
広島を倒せば天皇杯優勝は見えてくるだろう。直近のJ1第29節鹿島戦(1-1)においては、最後同点に追いつかれはしたがゲーム運び自体は悪くなく、下剋上を起こす可能性を感じさせるチームになりつつある。
3冠獲得へ盤石か:サンフレッチェ広島
天皇杯優勝可能性:◎
そして最も期待を寄せられるのがサンフレッチェ広島だ。J1リーグで最少失点数を誇るチームが、天皇杯のタイトルを獲るか。今シーズンのリーグ戦では着々と順位を上げ、現在2位。J1優勝も射程圏内である。
天皇杯準々決勝のセレッソ大阪戦では、後半ギリギリでの逆転劇(2-1)を見せた。しかもアウェイの地で。アウェイでも勝ち切る強さを見せることで、タイトルが獲れるチームであることを証明した。2022シーズン開幕当初は、ドイツ人指揮官(ミヒャエル・スキッベ監督)の戦術がチームにフィットするか懐疑的であった人も多いはず。しかし、その選択が正しかったことを証明する時がきた。
天皇杯決勝は10月16日
決勝の10月16日は、リーグ戦も佳境を迎えている時期である。選手には疲労が重なり、リーグ順位へ向けたプレッシャーがピークとなる。これを乗り切って、天皇杯のカップを掲げるチームはどこになるのか。リーグ戦と並行して注目していきたいゲームがまだまだ続く。
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