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ピカチュウが清水でホームシックに?「娘と離れ離れで…」と本音漏らす

ヤゴ・ピカチュウ(写真左) 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・清水エスパルスの新加入選手であるブラジル人MFヤゴ・ピカチュウ(30)が、初の海外挑戦で家族に関する問題を抱えているようだ。30日、ブラジルメディア『O Liberal』が伝えている。

 ピカチュウはブラジル1部フォルタレーザECで主力選手として活躍すると、先月17日に清水エスパルスへの完全移籍が決定。先月31日の第23節・サガン鳥栖戦で先発出場しJリーグデビューを果たすと、その後は4試合つづけて先発出場。来日初ゴールはまだあげていないが、早くも右サイドハーフでレギュラーに定着している。

 ただ一方で同選手は先週、自身のインスタグラムアカウントに2人の娘の写真を掲載。「僕が娘たちと離れ離れになるのがどれだけ辛いことか… 娘たちがそこ(母国ブラジル)にいるのは分かっているけど、距離があると恋しさは計り知れないね」

 「毎日娘たちと話していると幸せだけど、ハグできないのが辛いのさ。もうすぐ一緒になれる、愛しているよ」と投稿すると、チームメイトのコソボ代表MFベンヤミン・コロリ(30)が顔文字を交えながら好意的な反応を示していた。

 このピカチュウの投稿をうけて『O Liberal』は「ピカチュウは日本サッカー界へ行った後、家族への寂しさをSNSを通じて訴えている。ブラジルにいる娘たちへの思いを隠していない」と、初のJリーグ挑戦で問題を抱えている同選手の現状をリポート。

 またピカチュウの実績については「フォルタレーザでも、ヴァスコ・ダ・ガマでも、それまでピカチュウを発掘したクラブでも、彼は傑出した選手だった。このブラジル国内での好成績が、日本サッカー界から、反論の余地のない移籍金のオファーをもたらした」と紹介している。

 なおフォルタレーザECの会長は、ピカチュウ獲得により清水エスパルスの支払う移籍金額が80万ドル(約1億1000万円)であることを明らかにしている。またブラジル国内の一部メディアは、清水エスパルスと同選手が年俸70万ドル(約9600万円)による2年半契約を結んだと伝えている。