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長谷部誠が来季も現役続行?「CL出場で…」キャリア晩年成功の要因も語る

長谷部誠 写真:Getty Images

 アイントラハト・フランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠(38)が、現役引退の時期やキャリア晩年で活躍している理由を語った。29日、ドイツのテレビ局『第2ドイツテレビ』のサッカー番組『Sportreportage』が伝えている。

 長谷部誠は2013/14シーズン終了後にフランクフルトへ加入。ここ数年間はキャプテンや副キャプテンという立場でチームをけん引し、昨季はUEFAヨーロッパリーグ優勝を成し遂げている。

 また今年2月18日には、フランクフルトが同選手との契約を2027年6月まで延長。クラブは現役引退後のコーチングスタッフ就任を保証しているほか、2022/23シーズン終了後に現役引退予定であることを明らかにしていた。

 しかし選手本人は、数日後にSNSで2022/23シーズン限りでの現役引退は確定事項でないと主張。来年に再度自身の進退についてクラブ側と話し合うことを明らかにしていた。

 そんな長谷部誠は『Sportreportage』に出演した際、来季現役続行の可能性を聞かれると「そんなに先のことは考えたくないですね」とコメント。これを受けて『Sportreportage』は、「2023年での現役引退は未定だ。ほんの数年前までは、現役時代にフランクフルトでUEFAチャンピオンズリーグ出場権を得るとは考えにくかった」

 「しかし、長谷部誠は現役生活をあまりにも満喫しているため、2023年の契約終了時に再び現役にしがみつく可能性は十分にある」と見解を述べている。

 また同選手は「リベロ(3センターバックの中央)が僕にとって、こだわりのポイントでしたね。34歳、35歳のときに自分にとってベストなポジションを見つけたかもしれません」とコメント。これに『Sportreportage』は「リベロとして、長谷部誠は年齢からくる身体的な欠点を、ゲームへの理解力でまだまだ補うことができる」と解説している。

 なおフランクフルトは昨季のUEFAヨーロッパリーグ優勝により、今季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージを戦う。長谷部誠は「この3、4年、ずっと言ってきましたが、僕の夢はフランクフルトの一員としてUEFAチャンピオンズリーグでプレーすること。ピッチに立てば、泣くかもしれませんね」と、CL出場への特別な思いも明かしている。