明治安田生命J1リーグ・北海道コンサドーレ札幌は28日、「サポーターの皆さまへ」と題した声明を発表。J1残留争いを強いられる中、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の続投を宣言した。
北海道コンサドーレ札幌はJ1第26節終了時点で勝ち点26の獲得にとどまっており、13位に低迷。自動降格圏の17位ヴィッセル神戸との勝ち点差はわずか「4」となっている。
また前線ではスロベニア人FWミラン・トゥチッチ(25)がリーグ戦で無得点のほか、ブラジル人FWドウグラス・オリヴェイラ(27)も1ゴールと不振に。今季新加入のFW興梠慎三(36)も右膝内側半月板の手術を受け、ここまでリーグ戦で3ゴールにとどまっていることもあり、韓国代表FWキム・ゴンヒ(27)の獲得に踏み切っていた。
その中、株式会社コンサドーレの代表取締役GMを務める三上大勝氏がペトロヴィッチ監督の続投を明言。クラブ公式サイトを通じて、以下のような声明を発表している。
常日頃からクラブ、チーム、選手へご声援をいただき、誠にありがとうございます。ホームゲームでの声出し応援では、改めて皆さんの声を聞き、拍手を聞き、皆さま方の声援というものがクラブ、チーム、そして選手にとって非常に大きなものであるということを再認識しています。
今シーズン、ここまで思うように勝ち点をのばせず、サポーターの皆さんには不安な思いを抱かせてしまっていると思います。その中で残り8試合となりました。今現状、我々の目の前にある状況を考えた場合、今シーズンに関してはJ1に何としてでも残る、J1残留が大きな目標になった今、そのことを認識し、そこに向かってチームで決意・覚悟を持って、一体感を持ってやっていきたいと思います。
クラブはミシャとともに、残りシーズンを戦っていきます。選手が一番信用し、信頼し、誰のために今、サッカーをやっているか。そう考えたときにサポーターのことを一番に考え、同じくミシャのことも考えて選手はプレーしています。選手からこれだけの信頼・信望を受けられる監督は、ミシャだけです。
またこのような一つの目標をみんなで達成しようと考えたときに、何らかのクラブとしての、チームとしての武器が必要だと思っています。その武器、イコール“よりどころ”、そういったものが今まで皆さんと作り上げてきた、ミシャ率いるこのチームのフットボールのスタイルだと思っています。また継続してやってきたことによって、皆さまとの信頼関係になり、チームとしての一体感になります。ですから、この強み、それを捨てることなく、皆さんと一緒に戦っていきたいと思っています。
クラブとしてのこの決意を含め、皆さまに改めてお伝えし、何よりも皆さま方には12番目の選手となる力、声援、手拍子、思い、それらが一つの目標に向かったときに、必ずや大きな力となり、目標達成できると信じております。みんなで一体感を持って、残りシーズンを戦っていきましょう。応援、よろしくお願いします。
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