日本代表・海外組 海外日本人選手

香川真司、STVV加入後初ゴールを回顧「彼が最近PK外していたので…」

香川真司 写真:Getty Images

 シント=トロイデンVV(STVV)所属の元日本代表MF香川真司(33)は、27日開催のリーグ戦でPKからSTVV加入後初ゴールをマーク。PK獲得後のチームメイトとのやり取り、そして2年ぶりのゴールに対する思いを語った。ベルギー紙『Het Belang Van Limburg』が同選手のコメントを伝えている。

 香川真司は今季開幕前から好調を維持すると、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)開幕から3試合つづけて前線の一角で先発出場。第4節・アンデルレヒト戦こそベンチスタートだったが、20日の第5節・KVオーステンデ戦では元日本代表FW岡崎慎司(36)との前線2トップコンビによりスタメン出場していた。

 そして27日の第6節・KVメヘレン戦では、中盤センターの一角でフル出場。0-1で迎えた57分に日本代表FW林大地(25)がPKを獲得すると、このPKを沈めてSTVV加入初ゴールをあげている。

 その後STVVは76分にFWジャンニ・ブルーノ(31)のゴールで勝ち越すと、後半アディショナルタイムの90+5分にブルーノがダメ押しゴールをマーク。3-1でKVメヘレンを下した。

 試合後、香川真司はメディアインタビューで「STVVでは、いつもPKキッカーで2番手でした。ただ(クリスティアン・)ブリュスが最近PKを外していましたし、僕自身調子が良かったので、彼に『PKを蹴っていいか』と頼みましたね」と、MFクリスティアン・ブリュス(33)にキッカーを譲るよう頼んでいたことを告白。

 「若い頃に日本(セレッソ大阪)を離れて以来、ヨーロッパではコンスタントにPKキッカーを務めることがなかったですね」

 「最後にゴールを決めたのは2年前ですね。ベルギーでこれまで決めていなかったですし、PAOKでもないですね。レアル・サラゴサの時代までさかのぼらないといけないですし、かなり前のことですよ」と語った。