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横浜FM・川崎・京都から関心も…ブラジル人MFが中東移籍で合意

ヴィチーニョ 写真:Getty Images

 ブラジル1部CRフラメンゴ所属の元U23ブラジル代表MFヴィチーニョ(29)は、サウジアラビア1部アル・イテファクへの移籍で合意。ブラジルメディア『Diario dof Fla』が、Jリーグクラブによる同選手の獲得交渉が破談に終わったと伝えている。

 身長180cmで右利きのヴィチーニョは、2018年7月にCSKAモスクワからCRフラメンゴへ完全移籍。CRフラメンゴではスタメンでの出番が限られる中、2019シーズンから2年つづけてブラジル1部リーグのタイトルを獲得。今季は4月から約2カ月間ベンチ外となっていたが、6月以降はコンスタントにプレー。ただそれでもここまでリーグ戦23試合中4試合の先発出場にとどまっていた。

 そんなヴィチーニョの去就については今年4月、ブラジルメディア『Torcedores』が「ヴィチーニョはクラブと今年12月まで契約を結んでいるが、両者は契約延長で合意に達していない。すでに海外移籍の憶測が駆け巡っており、クラブ幹部はオファーに耳を傾け始めている」と報道。川崎フロンターレや横浜F・マリノス、京都サンガ、それにサウジアラビア、カタール、UAEのクラブからの関心を伝えていた。 

 『Diario dof Fla』が今月22日に伝えたところによると、CRフラメンゴは選手サイドとの契約延長交渉を続けていたが、合意に至らずヴィチーニョの慰留を断念したとのこと。また複数のJリーグクラブと同選手の代理人による交渉も破談に終わったほか、選手サイドはエジプト国内クラブやギリシャ1部のパナシナイコスへの移籍も拒否したという。

 するとブラジルメディア『グローボ』が25日、アル・イテファクがヴィチーニョの獲得でCRフラメンゴと同意したと報道。アル・イテファクは同選手と2025年6月までの3年契約を結ぶことで合意しており、近日中に公式発表を行うとみられる。