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中島翔哉をポルト飼い殺し?ポルティモネンセがレンタルで再獲得熱望も…

中島翔哉 写真:Getty Images

 元日本代表MF中島翔哉(28)は、ポルトからポルティモネンセへ再度レンタル移籍する可能性が取りざたされている。しかしポルトは今夏の移籍市場閉鎖間近まで同選手の去就決定を先延ばしするようだ。24日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。

 中島翔哉は2019年7月、カタール1部アル・ドゥハイルからプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ポルトへ完全移籍。しかしポルトで構想外となると、昨年1月にUAE1部のアル・アインへレンタル移籍。昨年8月にはポルティモネンセへ1年レンタルにより加入すると、リーグ戦22試合の出場で1ゴール3アシストをあげていた。

 ただポルティモネンセへのレンタル移籍期間は今年6月30日をもって終了。一旦ポルトに復帰したものの、ポルトガル紙『ア・ボーラ』は先月末に「彼は膝の手術により、母国での長期滞在が許可されていた。膝に埋め込まれたプレートの除去手術を終え、今月2日に自分の将来を決めるためにポルトガルにやって来る」

 「彼はポルトにおいて贅沢な余剰戦力である。セルジオ・コンセイソンのプランに含まれないことは確実である」と報道。他クラブへの移籍がほぼ確実と見解を示していた。

 またポルトガル紙『レコルド』は今月はじめに、ポルトがポルティモネンセ正守護神のブラジル人GKサムエル(28)に関心を寄せていると報道。中島翔哉を交換要員に含めて、移籍金引き下げを狙う可能性を伝えていた。

 その中『O JOGO』は中島翔哉の去就について「ポルティモネンセがレンタルでの獲得を望んでいる。ポルトは他選手の売却を終えたことにより、中島翔哉に関する問題の解決に力を注ぐことが可能になったが、完全移籍により放出できるという希望を持って、移籍市場終了間際までの決断先延ばしを決断した」と報じている。

 また中島翔哉が今夏日本国内での手術に踏み切った要因として「ずっと前にポルトから構想外を告げられていた」と説明。くわえて同選手が今季リーグ戦開幕後もポルトで個別トレーニングを余儀なくされていることもあわせて伝えている。

 なおポルトガル国内の複数メディアは、アル・ドゥハイルが中島翔哉の保有権の50%を保持していると報道。同選手の去就決定に、ポルトのみならずアル・ドゥハイルも関与するとみられている。