磐田東高校は20日、明治安田生命J1リーグ・ジュビロ磐田との親善試合を開催。同校サッカー部が公式サイトを通じて、ジュビロ磐田に対して感謝の言葉を述べた。
磐田東高校は静岡県の高校総体で17年ぶりに優勝。全国高等学校総合体育大会(インターハイ)出場を決めていたが、部員の新型コロナウイルス感染により出場辞退を余儀なくされていた。
これを受けてジュビロ磐田は今月5日、ヤマハスタジアムで磐田東高校と親善試合を開催すると発表。ジュビロ磐田の粋な計らいに対して称賛の声が相次ぐ中、予定通り20日に試合が行われた。
試合後、磐田東高校サッカー部は公式サイトを更新。「ジュビロ磐田vs磐田東高校フレンドリーマッチを終えて」と題して以下のように親善試合開催に対する感謝の気持ちを伝えた。
「本日、ジュビロ磐田vs磐田東高校フレンドリーマッチがヤマハスタジアムで行われました。結果は2-3で敗戦となりました。まずはこのような機会を与えてくださったジュビロ磐田の選手、スタッフ、運営スタッフの方々に感謝申し上げます」
「コロナによる高校総体辞退から約1ヶ月が経ち、選手たちも少しずつですが前を向いて動き出しています。そのような中で今回の試合が実現できたことは選手たちにとって良い経験と大きな財産を得たと思います」
「プロとアマチュアの壁を越えたサッカーファミリーの絆、多くの方々の熱い励ましのことばなど感謝しても感謝しきれません。選手たちは今日を境にまた成長してくれると確信しました。今後は冬の高校選手権で良い結果が出せるように努力を重ねていきます。本当にありがとうございました」
「選手たちは今日を忘れずに感謝の気持ちを持って努力を重ねて恩返しをしよう!『昨日の自分を超えろ』」
なお今回の30分×2本形式による親善試合では、ジュビロ磐田が前半6分にFW後藤啓介のゴールで先制。磐田東高校はMF港聖頼とMF谷野暁希のゴールで一時逆転したものの、ジュビロ磐田は前半30分にMF藤原健介がフリーキックを決めて同点に追いつく。
そして後半に入ると、ジュビロ磐田が押し込む展開となる中、磐田東高校の守備陣に手こずる。それでも試合終了間際に後藤啓介のゴールにより、ジュビロ磐田が3-2でかろうじて勝利した。
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