
不安要素は守備陣と試合スケジュール
そんな期待できる攻撃陣に対して、川崎のJ1優勝の可能性に不安要素を挙げるとしたら2つある。守備陣と試合スケジュールだ。
守備陣については、同福岡戦の失点シーンである21分。セカンドボールを拾った福岡の前寛之に対し、川崎の選手たちは人数が揃っているにもかかわらず、アプローチ(ボールに対して寄せる動き)をせずに自由な時間を与えてしまった。その結果、前と柳貴博は前を向くことができ、山岸祐也はフリーになるスペースを見つけることができた。前と柳に対して厳しく寄せていかないと、このような失点シーンは今後もあり得るパターンとなる。
また、試合スケジュールについては、川崎の残り試合数が他チームより多いことがポジティブではあるのは事実である。しかし、上位陣との対戦を残していること、疲労が残る8月末から9月にかけての日程(第27節8月27日、第20節延期分8月31日、第28節9月3日、第29節9月10日、第22節延期分9月14日、第30節9月17日)がハードである。
残る暑さの中を戦い、シーズン後半の山場となるところで選手の疲労はピークとなるだろう。この連戦を乗り切ることができれば十分な休養が取ることができ、残り4試合戦えるスケジュールとなる。ここは鬼木達監督の腕の見せところである。

9月までの連戦を負け無しで乗り切れば
J1リーグはまだ混戦状態にある。勝ち点だけで見ると、6位のセレッソ大阪まで優勝の可能性があると言えるほどだ(8月21日時点の勝ち点:横浜FM48、広島44、鹿島44、川崎43、柏レイソル43、C大阪41)。
川崎が、まずは9月までの連戦で負けない試合をすることができれば、優勝が見えてくるはずである。2022シーズン、シャーレを掲げるチームはどこになるのか。毎試合目が離せない。
川崎フロンターレ2022J1第27節以降スケジュール
第27節:8月27日:鹿島アントラーズ
第20節延期分:8月31日:サガン鳥栖
第28節:9月3日:湘南ベルマーレ
第29節:9月10日:サンフレッチェ広島
第22節延期分:9月14日:名古屋グランパス
第30節:9月17日:柏レイソル
第31節:10月1日:北海道コンサドーレ札幌
第32節:10月8日:清水エスパルス
第25節延期分:10月12日:京都サンガ
第33節:10月29日:ヴィッセル神戸
第33節:11月5日:FC東京
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