FC東京下部組織出身のFW原大智(23)は、シント=トロイデンVV(STVV)への再加入やスペイン2部デポルティーボ・アラベス残留の可能性が取りざたされている。しかしデポルティーボ・アラベスの専門サイト『noticias de Alava』は16日、同選手が今夏移籍に向かっていると報じた。
原大智は昨年8月にアラベスからSTVVへレンタル移籍。シーズン前半戦は日本代表FW林大地(25)とポジション争いを繰り広げていたが、今年1月にFW鈴木優磨(26)が鹿島アントラーズへ復帰したこともありレギュラーに定着。2021/22シーズンのジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)全34試合中20試合の先発出場で8ゴール3アシストと結果を残していた。
そんな原大智については、STVV幹部が完全獲得に動いていることを明かしていたものの、6月7日にSTVV退団が正式決定。しかしベルギーメディア『VOETBAL』は先月末、STVVが同選手の再獲得に向かう可能性を指摘している。
一方でスペインのラジオ局『カデナセル』は今月1日、アラベスの現有戦力に関する特集記事で「原大智は市場に出ていない」と主張。「(7月30日の)練習試合・オビエド戦でメンバー外となったことにより、現実にそぐわない憶測が飛び交った。この日本人選手は病気のためプレーできなかっただけであり、決して市場に出ているわけではない」
「彼は自分のコンディションに自信がある。STVVで8ゴールを決めた後、(アラベスの)トップチームに留まることを確信している」と説明していた。
しかし『noticias de Alava』は「タチ(アルベルト・ロドリゲス)と原大智は、依然として移籍先を探している」と報道。ラ・リーガ(スペイン1部)やスペイン2部、それにスペイン国外クラブからオファーが届いていることもあわせて伝えている。
なおアラベスは今月14日、スペイン2部開幕戦でCDレガネス相手に2-1と勝利。CDレガネス所属の日本代表MF柴崎岳(30)がフル出場した一方、原大智はベンチ外となっていた。
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