明治安田生命J1リーグのガンバ大阪は今月9日に松田浩氏(61)のトップチームコーチ就任、17日に片野坂知宏氏から松田浩氏への監督交代を公式発表している。この片野坂知宏の解任に対して疑問の声が沸き起こる中、ツエーゲン金沢のアンバサダーである辻尾真二氏(36)も違和感を覚えているようだ。
ガンバ大阪は昨季終了後、大分トリニータで6年間指揮を執っていた片野坂知宏氏を招へい。今季序盤こそ勝ち点を積み重ねていたものの、5月21日の第14節・セレッソ大阪(大阪ダービー)から4連敗。そして7月2日の第19節・浦和レッズ戦で引き分けると、その後はリーグ戦5試合で1分4敗と苦戦。今月14日にはJ1残留争いのライバルである清水エスパルス相手に0-2と敗れていた。
するとガンバ大阪は片野坂知宏から松田浩への監督交代を決断。約1週間前にガンバ大阪トップチームに入閣した松田浩の監督就任には、一部のガンバ大阪サポーターやJリーグファンがクラブ幹部への不信感を募らせている。
元ツエーゲン金沢所属選手であり、引退後もツエーゲン金沢に関わっている辻尾真二氏は17日に「あくまで個人的な意見やけど、監督が結果出なかった時のコーチ昇格の流れはどうなんやろ。クラブ的にはコストとリスクを避けれる判断だろうけど、そこにクラブのフィソロフィーは紡がれるのか」
「監督的には自分の後釜を狙ってる(かもしれない)コーチと仕事するのはどんな気持ちか聞いてみたい」とツイート。ガンバ大阪や片野坂知宏氏に対する直接的な言及こそ避けたものの、ガンバ大阪監督交代発表後の心境を綴っている。
なお今回の監督交代については、ガンバ大阪OBでFCマルヤス岡崎所属のFW平井将生(34)も「負けてる試合でも最後まで片さんは闘っていました。もちろん結果の世界。フロントが決断することもわかる」
「ただ後任が最近入閣してきたコーチ。前から決まっていたのかとも思う。片さんはやりながら悟ってたはず。そんなことせず最後まで片さんを全力でサポートしてほしかったっていうのが本音」とツイートするなど、ガンバ大阪に対する不満を覗かせていた。
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