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長谷部誠に「45歳までプレーして」フランクフルト監督が嘆き節

長谷部誠 写真:Getty Images

 アイントラハト・フランクフルトのオリバー・グラスナー監督が、元日本代表MF長谷部誠(38)の名前を挙げながら、守備面での問題点を指摘した。16日、ドイツメディア『シュポルト1』が伝えている。

 フランクフルトはブンデスリーガ開幕節・バイエルン・ミュンヘン戦で0-6と大敗。UEFAスーパーカップのレアル・マドリード戦でも0-2で敗れると、13日の第2節・ヘルタ・ベルリン戦では前半3分に先制点を献上。日本代表MF鎌田大地(25)のゴールで追いついたが、1-1の引き分けに終わっている。

 グラスナー監督はヘルタ戦後のメディアインタビューで、前半3分に失点シーンに触れた上で「守備に問題があると思う。ロングフィードを放り込まれるたびに問題があった。多くの場面で守備が機能しなかった」と語っている。

 またこの試合では、73分にマリ代表DFアルマミ・トゥーレ(26)が負傷退場。グラスナー監督はトゥーレにかわって長谷部誠を投入すると、長谷部誠は3バック中央のポジションでプレーした。

 指揮官はこの交代について「ハセベにはルーティンがあるけど、このままでは45歳までプレーしてもらいたいものだ」とコメント。『シュポルト1』も「38歳の日本人に頼らざるを得ないというのは、長期的な解決策にはなり得ない。悩みは尽きない」とフランクフルトの厳しい現状を説明している。

 なおフランクフルトの守備陣では、昨季終了後にマルティン・ヒンターエッガー(29)が突如現役引退。DFエヴァン・ヌディカ(22)にミラン移籍の可能性が取りざたされるなど、複数の主力選手がチームを去るとみられる。