FC東京下部組織出身のFW原大智(23)は、以前からシント=トロイデンVV(STVV)への再加入が噂されている。しかし、スペイン2部デポルティーボ・アラベスは同選手の今夏放出を検討していないようだ。1日、スペインのラジオ局『カデナセル』が伝えている。
原大智は昨年8月にアラベスからSTVVへレンタル移籍。シーズン前半戦は日本代表FW林大地(25)とポジション争いを繰り広げていたが、今年1月にFW鈴木優磨(26)が鹿島アントラーズへ復帰したこともありレギュラーに定着。2021/22シーズンのジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)全34試合中20試合の先発出場で8ゴール3アシストと結果を残していた。
そんな原大智については、STVV幹部が完全獲得に動いていることを明かしていたものの、6月7日にSTVV退団が正式決定。しかしベルギーメディア『VOETBAL』は先月28日、STVVが同選手の再獲得に向かう可能性を指摘している。
またデポルティーボ・アラベスの専門サイト『noticias de Alava』も「原大智はアラベスでの居場所を保証されておらず、退団する可能性のあるリストに名を連ねている。練習試合での出場機会の少なさにくわえて、STVVが彼の再獲得に前向きであること、そして彼がまだアラベスとの契約を1年残していることを踏まえると(アラベスでの構想外は)事実である」と、アラベス退団が濃厚と見解を示していた。
しかし『カデナセル』は「原大智は市場に出ていない」と主張。「(7月30日の)練習試合・オビエド戦でメンバー外となったことにより、現実にそぐわない憶測が飛び交った。この日本人選手は病気のためプレーできなかっただけであり、決して市場に出ているわけではない」
「彼は自分のコンディションに自信がある。STVVで8ゴールを決めた後、(アラベスの)トップチームに留まることを確信している」と説明している。
なおアラベスは今月4日にスポルティング・ヒホンとの練習試合を予定。13日のスペイン2部開幕戦では日本代表MF柴崎岳(30)所属のレガネスと対戦する。
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