
明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属するブラジル人MFディエゴ・ピトゥカ(29)は、今夏退団が噂されていたが、残留がほぼ確実となったようだ。21日、ブラジルメディア『UOL』が報じている。
ピトゥカについてはブラジルメディア『TV Cultura Litoral』は今月12日、本人がクラブ内で起こった複数の出来事に対して不満を抱いていると報道。これをきっかけに、ブラジル国内で同選手のブラジル1部サントス復帰が噂されていた。
また『UOL』は今月13日、ピトゥカの代理人が来日していることにふれた上で「代理人は来週、鹿島アントラーズ幹部と会談を行う予定だ。そこで鹿島アントラーズに交渉する気があるのか把握する。サントスは代理人からの情報を待った上で、鹿島アントラーズのオファーを提示するかどうか決める」と伝えている。
くわえてピトゥカの不満内容については「レネ・ヴァイラー監督と最高の関係を築けているとは言い難い」とし、指揮官との間に問題を抱えている可能性を指摘。
その上で「サントスはピトゥカの復帰を夢見ているが、交渉は非常に難しいと考えている。鹿島アントラーズがレンタル移籍での放出を認めることが、サントス復帰の条件だ」と見解を示していた。
すると21日になって鹿島アントラーズ残留が確実と報道。既報どおり、ピトゥカの代理人が鹿島アントラーズ幹部と交渉したものの、鹿島アントラーズ側が同選手の今夏退団を容認しない方針を選手サイドに伝えており、サントス復帰の可能性が消滅したという。
なおピトゥカは昨年1月、サントスから鹿島アントラーズへ完全移籍。ブラジルメディアの報道によると、鹿島アントラーズは同選手との契約を2024年まで残しているほか、獲得時に移籍金として160万ドル(当時約1億7400万円)を支払ったという。
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